本学は、社会科学系大学のなかでは先駆的に情報システムの充実化をはかるとともに、フィールド実践型教育に取り組んできた。その延長上に、第1に、日本文化・歴史研究という本学の伝統を踏まえて、歴史文化的視点から国際的視野に立って環境問題を立体的・重層的に学ぶ教育体制を構築する。具体的には、環境考古学、環境民俗学、歴史・文化・経済・宗教学的な視点を組み入れた現代的教育を行う。
第2に、現実の環境問題を深く学ぶために、講義科目の充実とともに、様々なフィールドワークへの主体的参加の仕組み発展させる。現場に出向き、環境問題の関わる人々のネットワーキングにふれ、生活実感をもって環境問題を理解する。現場体験に基づき、考え、討論し、批判的考察を行い、情報ネットワークを活用した社会への発信を行う。留学生や海外協定校との協働により、国際的視点からの環境問題の総合的理解を深める。
本学の取組が採択された主な理由は、教室での授業(講義)とフィールドでの実技(体験)をうまく組み合わせながら、自然環境と自然環境がうみだす文化とを総合的に理解しようとするもので、プログラム全体に無理がなく、楽しみながら環境学習がおこなわれるように工夫されている点にありました。詳細については、下記のページをご覧下さい。
この採択を契機として、國學院大學では、環境教育の一層の充実に取り組んでいます。経済学部、文学部、神道文化学部および法学部の全学部から、教員有志十数名が集まって環境教育研究プロジェトチームを結成し、各自が実践している環境教育について意見を交換しているのです。このホームページは、チーム及び教員各自が実践している活動の報告を集約して、皆さんに國學院大學の取組を理解していただくために作成するものです。(文責:横山実)
前に戻る | トップに戻る | 次に進む |
---|