松尾教授のメッセージ

エッセイヘ

  ひとがひとであるためには、こころざしが必要だと考えています。他人から褒められたり、世間に認められたりする事とは別に。しかし、志だけでは駄目で、それを実現するためにはわざが必要です。切れ味のいいわざを身につけるのは、面白おかしい毎日ではありませんが、案外これがたのしいのです。
 文学(科学としての)は、職人芸です。こころざしを見失わず、わざをみがきたいと思います。大学では、それをお手伝いいたします。
 私自身は中世文学、主として軍記物語(中でも平家物語)を専門としています。