経歴
[略歴]
東京都に生まれる。国学院大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。現職は国学院大学教授。博士(文学)。
専門は、日本語教育学・日本語教育史・ビジネス文書学、近現代日本語(近世から現代にかけての日本語の語彙・語法)。
[所属学会]
日本語学会、近代語研究会、日本語教育学会、日本語教育史研究会、ビジネス日本語研究会、国学院大学日本語教育研究会、国学院大学福祉言語学研究会、国学院大学国語研究会、国史学会
職歴
1987年4月−1990年3月 徳島文理大学短期大学部経営情報学科専任講師
1990年4月−1993年3月 国学院大学文学部専任講師
1993年4月−2001年3月 国学院大学文学部助教授
2001年4月−現在に至る 国学院大学文学部教授
2003年4月−2004年3月 国学院大学大学院文学研究科兼担教授
2004年4月−現在に至る 国学院大学大学院文学研究科指導教授
研究業績
[著書]
『新編荷田春満全集』第11巻「語彙・アクセント資料」(編著)(2009年6月、おうふう)
『世界一難しい漢字を使う日本人』(共著)(2002年8月、トランスワールドジャパン)
『金井保三著『日本俗語文典 全』』(解説、日本語文法研究書大成)(2000年5月、勉誠出版)
[監修]
『そのまま使えるビジネス文書文例集』(2008年6月、かんき出版)
『言ってはいけないおかしな日本語』(2006年12月、ぶんか社)
[資料・目録]
「金田弘博士年譜並びに著述目録」『国語研究』72号(2009年3月、国学院大学国語研究会)
[学術論文]
「近世期吟味控類における「尋問」と「釈明」のストラテジーについて」『歴史語用論の世界』第6章(2014年6月、ひつじ書房)
「ビジネス文書における副詞「あらかじめ」の用法−企業ウェブサイトと内容証明郵便を中心に−」『国学院大学日本語教育研究』5号(2014年3月、国学院大学日本語教育研究会)
「ビジネス日本語教材としての経済小説」『国学院大学日本語教育研究』4号(2013年3月、国学院大学日本語教育研究会)
「ビジネス文書における「あしからず」の機能−ビジネス文書文例集を資料として−」『国学院大学日本語教育研究』3号(2012年3月、国学院大学日本語教育研究会)
「日本語ビジネス文書学の構想−研究分野と研究法−」『国語研究』75号(2012年3月、国学院大学国語研究会)
「日本語学習辞書史における船岡献治編纂『鮮訳国語大辞典』について」『国学院雑誌』112巻12号(2011年12月、国学院大学)
「ビジネス文書におけるポライトネス・ストラテジーについて」『国学院大学日本語教育研究』2号(2011年3月、国学院大学日本語教育研究会)
「近世武家社会における言語行動」『国語研究』74号(2011年3月、国学院大学国語研究会)
「台湾南部の大学における日本語学習者のキャンパス言葉について」『国語研究』73号(2010年3月、国学院大学国語研究会)
「松本亀次郎編纂の日本語教科書類における当為表現の扱い」『言語文化研究』9号(2010年3月、静岡県立大学短期大学部静岡言語文化学会)
「John・MaCgowan“A manual of the AMOY colloquial”と三矢重松・辻清蔵訳述『台湾会話篇』」『国語研究』72号(2009年3月、国学院大学国語研究会)
「函館中央図書館蔵「蠣崎文書」に見る松前藩士の音韻状況」『日本語の研究』4巻1号(2008年1月、日本語学会)
「宏文学院教授菊池金正と会話型日本語教科書『漢訳学校会話篇』」『国学院雑誌』108巻11号(2007年11月、国学院大学)
「明治期における日本語学習辞典としての難波常雄編『日本読書作文辞典』」『国語語彙史の研究』26(2007年3月、和泉書院)
「旗本たちの江戸訛りー『螺の世界』の連母音の融合ー」『日本歴史』704号(2007年1月、吉川弘文館)
「日本語教育史における宏文学院と国学院大学」『国学院雑誌』107巻11号(2006年11月、国学院大学)
「宏文学院教授難波常雄と文典型日本語教科書『漢和対照日語文法述要』」『国学院雑誌』107巻4号(2006年4月、国学院大学)
「アメリカ日本語教育史における半井豊三の事績」『国語研究』69号(2006年3月、国学院大学国語研究会)
「忍者・隠密の方言意識」『歴史読本』49巻7号(2004年8月)
「現代学生語の一考察」『国学院雑誌』104巻4号(2003年4月、国学院大学)
「近世蝦夷地における和人社会の言語状況」『国語と国文学』79巻11号(2002年11月、東京大学国語国文学会)
「土佐藩における御馭初の口上について」『日本近代語研究3』(2002年3月、ひつじ書房)
(書評)「彦坂佳宣著『尾張近辺を主とする近世期方言の研究』」『国語学』52巻2号(2001年6月、国語学会)
「国学院大学国語学史稿」『国語研究』64号(2001年3月、国学院大学国語研究会)
「現代語における助詞「は」の特殊な用法ー「上州は新田郡三日月村の生まれ」をめぐってー」『国語研究』63号(2000年3月、国学院大学国語研究会)
「『寛政重修諸家譜』における格助詞「の」「が」の待遇価値ー幕府編纂書の文体をめぐってー」『近代語研究』10集(1999年12月、近代語学会編・武蔵野書院)
「近世武家・町人のあいさつことば<特集>あいさつことばとコミュニケーション」『国文学』44巻6号(1999年5月、学燈社)
「東海地方に伝存する吟味控類とその言語」『国学院雑誌』100巻3号(1999年3月、国学院大学)
「武市瑞山文書から見た土佐藩士の言語について」『国語学』191集(1997年12月、国語学会)
「「疋(疋)」と「頭」ー牛馬豚羊の助数詞ー」『平山輝男博士米寿記念論集・日本語研究諸領域の視点U(下巻)』(1996年10月、明治書院)
「忍者・隠密と方言」『国学院雑誌』97巻2号(1996年2月、国学院大学)
「土佐藩主山内豊興の言行録における御意の口語性について」『国学院雑誌』96巻3号(1995年3月、国学院大学)
「幕府儀礼における奏者番の口上についてー国立国会図書館蔵『江戸城諸役人勤向心得』よりー」『国語研究』57号(1994年6月、国学院大学国語研究会)
「人相書の言語事項について」『国学院雑誌』94巻7号(1993年7月、国学院大学)
「相応院お亀の方消息の音韻・語法」『国語研究』56号(1993年3月、国学院大学国語研究会)
「武家女性消息における女房詞について」『近代語研究』9集(1993年2月、近代語学会編・武蔵野書院)
「近世武家社会におけるナ変動詞の五段化について」『国学院雑誌』93巻4号(1992年4月、国学院大学)
「奉行所における吟味の言葉ー『反正紀略』第九巻所収の控を資料としてー」『日本近代語研究1』(1991年10月、近代語研究会編・ひつじ書房)
「『武功雑記』における自称・対称の代名詞について」『徳島文理大学文学論叢』7号(1990年3月、徳島文理大学)
「洒落本に描かれた武家客の対称の代名詞について」『徳島文理大学研究紀要』38号(1989年9月、徳島文理大学)
「地方・町方の吟味控類とその言語」『野州国文学』43号(1989年3月、国学院大学栃木短期大学国文学会)
「洒落本に描かれた武家客の自称の代名詞について」『徳島文理大学研究紀要』36号(1988年9月、徳島文理大学)
「洒落本に描かれた武家客のワア行五段動詞連用形の音便について」『徳島文理大学研究紀要』35号(1988年3月、徳島文理大学)
「洒落本に描かれた武家客の打消表現について」『国学院雑誌』87巻12号(1986年12月、国学院大学)
「国語資料としての帝国議会議事速記録ー当為表現の場合ー」『国学院大学大学院紀要ー文学研究科ー』17輯(1986年3月、国学院大学大学院)
「江戸寺社奉行吟味控『関東一件』の言語について」『国学院雑誌』86巻10号(1985年10月、国学院大学)
[シンポジウム]
[講演]
「近世松前方言の音韻−蠣崎松濤の文書の表記から−」2010年12月11日、日本音声学会例会(於獨協大学)
[研究発表](2003年以降)
「点字鍼灸書『孔穴適用鍼灸萃要』について」2015年11月21日、国学院大学福祉言語学研究会(第1回、於:国学院大学5202教室)
「ビジネス日本語教材としての企業・経済小説」2012年11月17日、国学院大学日本語教育研究会(第13回、於:国学院大学2402教室)
「内容証明郵便の文例における副詞「予(あらかじ)め」の用法」2012年9月29日、日本近代語研究会(第296回、於:明治大学駿河台キャンパス)
「近世期吟味控類における<取り調べ>のストラテジー」2011年11月26日、国学院大学国語研究会(於:国学院大学2102教室)
「辛亥革命と国学院大学−日本語教育史の視点から−」2011年11月19日、国学院大学日本語教育研究会(第11回、於:国学院大学3307教室)
「ビジネス文書における「あしからず」の用法」2011年8月20日、世界日本語教育研究大会(第10回、於:中国・天津外国語大学逸夫楼W303教室)
「日本語ビジネス文書学の構想−研究分野と研究法−」2011年7月30日、国学院大学日本語教育研究会(第10回、於:国学院大学2502教室)
「ビジネス文書におけるポライトネス・ストラテジーについて」2010年12月18日、近代語研究会(第278回、於:国学院大学3406教室)
「日本語教育史における船岡献治編著『鮮訳国語大辞典』について」2010年9月18日、国語語彙史研究会(第95回、於:同志社大学今出川キャンパス明徳館1番教室)
「ビジネス日本語教科書とビジネス文書文例集における原因・理由表現ノデとカラ」2010年7月24日、近代語研究会(第275回、於:二松学舎大学九段校舎)
「近代の日本語教科書における当為表現ー松本亀次郎の著作を中心にー」2009年12月19日、近代語研究会(第269回)
「荷田春満と上代特殊仮名遣」2008年11月、国学院大学国語研究会
「三矢重松・辻清蔵共訳『台湾会話篇』の成立と訳文の語法」2008年11月、国学院大学日本語教育研究会
「三矢重松・辻清蔵共訳『台湾会話篇』をめぐってー宏文学院と国学院大学ー」2008年9月、日本語教育史研究会
「日本語学史上の荷田春満ーテニヲハ・語彙集・アクセントなどー」2008年5月、近代語研究会
「宏文学院教授菊池金正と日本語教科書『漢訳学校会話篇』」2007年1月、近代語研究会
「近代における院友日本語教師の群像」2006年11月、国学院大学日本語教育研究会
「日本語教育史における弘文学院と国学院大学」2005年8月、国語学研究室会
「弘文学院日本語教師難波常雄と文典型日本語教科書『漢和対照日語文法述要』」2005年6月、近代語研究会
「アメリカ日本語教育史における半井豊三の事績」2003年11月、国学院大学国語研究会
[その他]
「Seen from foreign students in Japan−Japanese social phenomena from a global perspective−」“The Japan News by The Yomiuri Shinbun”(2015年9月15日)
「〔座談会〕江戸語東京語から首都圏方言へ」『国学院雑誌』115巻2号(2014年2月、国学院大学)
「2012年度南台科技大学日本語教育実習スタディーツアーの記録」『国学院大学日本語教育研究』4号(2013年3月、国学院大学日本語教育研究会)
「2010年度南台科技大学サマーキャンプ(暑假日語夏令営)における日本語教育実習の記録」『国学院大学日本語教育研究』2号(2011年3月、国学院大学日本語教育研究会)
「創刊の辞」『国学院大学日本語教育研究』1号(2010年3月、国学院大学日本語教育研究会)
「〔K120th〕新編荷田春満全集第11巻語彙・アクセント資料=v「国学院大学学報」576号(2010年1月10日、国学院大学)
「魯迅が留学した頃の日本語を訪ねて」「いがぐり」52号(2009年11月、東北大学国語学研究室)
「K-Story国学院の歴史 研究者像シリーズQ日本文献学を提唱した本学中興の祖
芳賀矢一」「国学院大学学報別冊K:DNA」569号(2009年7月10日、国学院大学)
「本学の隠れた実績から考える 魅力ある日本語教師」「国学院大学学報別冊K:DNA」560号(2008年7月10日、国学院大学)
「先の先を読む発言 金田先生を悼む」「国学院大学学報」550号(2007年9月10日、国学院大学総合企画部広報課)
「国学院大学と手話との繋がり」『卒業文集ー2006年度版ー』(2007年3月、聞こえのバリアフリーを進める会「サイン」)
事典項目執筆:「武者言葉」『日本語学研究事典』(2007年1月、明治書院)
「[座談会]日本語教育の現状と展望」『国学院雑誌』107巻1号(2006年1月、国学院大学)
「〔各学科からアドバイス〕〔文学科〕心豊かに学ぶ」「若木が丘だより」119号(2001年4月1日、国学院大学学生部)
「〔特集・言葉のはやりとすたり〕議事速記録の言語状況」「都留文科大学国語国文学会会報」91号(1999年3月31日、都留文科大学国語国文学会)
「〔談話室〕近世墓碑事情」『国学院雑誌』98巻12号(1997年12月、国学院大学)
「〔紹介〕飛田良文著『東京語成立史の研究』」『国学院雑誌』94巻2号(1993年2月、国学院大学)
「平成三年 国語国文学界の展望(T)<国語学>中世・近世(文法)」『文学・語学』135号(1992年9月、全国大学国語国文学会編・桜楓社)
「〔教養の窓〕武家社会の言語生活の諸相」「若木が丘だより」93号(1992年1月8日、国学院大学学生部)
「〔学叢閑歩154 〕武市瑞山の俗語訳」「国学院大学学報」368号(1991年2月10日、国学院大学広報部広報課)
「小栗又一の「そち」」『徳香文』vol.8(1990年3月、徳島文理大学文芸部)