自由書式テキスト・データ・ファイル|データ・ファイルを開く|SPSSの使い方

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自由書式テキスト・データ・ファイル|データ・ファイルを開く

【用途】自由書式テキスト・データ・ファイルを開く。社会調査データは、ケースを行、変数を列とする二次元行列の形をとる。個々の変数の順番は一定でカンマ(,) またはブランクで区切られているが列の位置は一定ではないことを自由書式と呼ぶ。

【手順】

  1. メイン・メニューの[ファイル]を選択し、ドロップダウン・リストから[開く]を、その右のドロップダウン・リストから[データ]を選択するか、または、メイン・メニューの[ファイル]を選択し、ドロップダウン・リストから[テキスト データの読み込み]を選択する。

    or
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    図1 ファイルを開くメニュー

  2. 開くファイルが保存されているフォルダを選択する。
  3. [ファイル]→[開く]の場合では、[データを開く]ダイアログ・ボックスの[ファイルの種類]ドロップダウン・リストの規定値は「SPSS(*.sav)」であるが、これを[テキスト(*.txt、*.dat、*.csc)]に変更する。[ファイル]→[テキスト データの読み込み]の場合では、[データを開く]ダイアログ・ボックスの[ファイルの種類]ドロップダウン・リストの規定値は[テキスト(*.txt、*.dat、*.csc)]である。
  4. 開くファイルを選択したら、[開く]ボタンをクリックする。図2では、國學院大学 経済学部「アンケート調査」 2012年度「髪型についての調査」【を開く】を選択した。

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    図2 [データを開く]ダイアログ・ボックス

  5. [テキスト インポート ウィザード(ステップ1/6)](図3)が開かれるので、(もし「テキスト ファイルは定義済みの形式に一致しますか?」に該当すれば[はい]にチェックをつけて[参照]ボタンをクリックするが)、[次へ]ボタンをクリックする。

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    図3 [テキスト・インポート・ウィザード(ステップ1/6)]ダイアログ・ボックス

  6. [テキスト インポート ウィザード(ステップ2/6)] が開かれるので、「元データの形式」は[自由書式]にチェックし、「ファイルの先頭に変数名を含んでいますか?」については、1行目が列見出し(=SPSSでの変数名)であれば[はい]にチェックを、1行目からデータ行であれば[いいえ]にチェックを入れて、[次へ]ボタンをクリックする。

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    図4 [テキスト・インポート・ウィザード(ステップ2/6)]ダイアログ・ボックス

  7. [テキスト インポート ウィザード(ステップ3/6)] が開かれるので、もし1ケースが1行(=レコード)以上など該当する条件があれば必要事項を指定してから、なければ[次へ]ボタンをクリックする。

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    図5 [テキスト・インポート・ウィザード(ステップ3/6)]ダイアログ・ボックス

  8. [テキスト インポート ウィザード(ステップ4/6)] が開かれるので、もし[データプレビュー]を見て不都合があれば必要事項を指定しから、なければ[次へ]ボタンをクリックする。

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    図6 [テキスト・インポート・ウィザード(ステップ4/6)]ダイアログ・ボックス

  9. [テキスト インポート ウィザード(ステップ5/6)] が開かれるので、もし[データプレビュー]を見て変数名や変数の方を変更する必要があればしてから、なければ[次へ]ボタンをクリックする。なお、ファイル形式を保存するなどの必要がなければここで[完了]ボタンをクリックする。

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    図7 [テキスト・インポート・ウィザード(ステップ5/6)]ダイアログ・ボックス

  10. [テキスト インポート ウィザード(ステップ6/6)] が開かれるので、もしテキスト・ファイルの定義を再利用したかったり、シンタックスを貼り付けたい場合には必要な指定を行ってから、なければ[完了]ボタンをクリックする。

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    図8 [テキスト・インポート・ウィザード(ステップ6/6)]ダイアログ・ボックス

    【変数名で読み込むことができる文字】(ここでは、当該の文字を''で囲んで「,」で区切って表示する)
    20版までは、変数名として2バイト文字のうち、'【','】','・','、'は、変数名として読み込まれずにスキップして変数名が定義されたが、21版・22版ではこれらの文字を変数名として使用することができる。ただし、これらの文字を変数名として使用することはまず無いだろうし、推奨できない。

Copyright: text 2000-2013 by Michio Ogiso, graphics by 1999-2009 SPSS Japan, 2010-2013 IBM Corp., Revised on 14. Oct. 2013

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