SPSSとはどんなソフトウェアなのか?
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SPSSとはどんなソフトウェアなのか?
- ディファクトスタンダード〜SPSS(Statistical Package for Social Science)は、汎用機の時代から社会調査データを分析するためにもっともよく利用されてきたソフトウェアである。
- 信頼性〜20世紀や昭和期においては、計算結果の信頼性という理由のため、社会調査データを統計解析して学術論文に投稿する場合には、SPSSかSASを使用しないと採用しれないという(あくまで)噂が流れたこともあった。
- 使いやすさ〜
とりわけ現行のSPSS for WindowsはGUIの操作環境で統計解析を可能にし、SPSSフォーマットのデータ・ファイルがすでに作成・保存済みであるならば、コンピュータの初心者でも(適切なアドバイスがあれば)10分ほどでクロス集計を行うことが可能である、といった簡便性を持っている。
- エクセルと比較すると、
- 社会調査データに「お約束」の無回答、非該当といった欠損値の処理が簡単である。
- これも社会調査データに「お約束」のカテゴリーの再編、加算尺度の算出などのデータ変容が簡単・明確である。
- 相関係数や回帰分析以外に、社会調査の統計解析の定番である、分散分析、共分散分析、判別分析、因子分析、信頼性係数、クラスター分析がBasic Unitに含まれている。
- Tables Optionをインストールして使いこなせれば、(ほぼ)そのまま印刷したりWebサーバー上で公表できる、きれいにレイアウトされた表がつくれる。
Copyright: text 2001 by Michio Ogiso
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