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ホーム >> COEプログラム事業の遂行と成果について >> a. 調査 >> グループ1「基層文化としての神道・日本文化の研究」
ヴェトナム調査報告 2002年11月9日~16日 (2/3) 
公開日: 2003/5/3
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11月12日(火) ヴェトナム国立歴史博物館見学

博物館正面
博物館正面
展示室
展示室

11月13日(水)研究所所蔵資料の観察および写真撮影

撮影風景撮影風景
収蔵庫にて1収蔵庫にて2収蔵庫にて3 収蔵庫にて

大量の収蔵資料の中から、今回のテーマに準じた、稲作開始期の資料を実見させていただくと同時に、その前後の資料も併せて提供していただいた。

会見風景:写真左より西村、TIEN DONG、HEY DUE、吉田、通訳の各氏


会見風景:写真左より西村、TIEN DONG、
HEY DUE、吉田、通訳の各氏 

11月14日(木)

ヴィンフック省博物館訪問

研究所を代表しNGUYEN TIEN DONG氏が同行。

SA HEY DUE氏(館長)と会見、展示室参観。

会見内容
 ・本プログラムのテーマの説明
 ・具体的な計画の説明
 ・博物館所蔵資料の実見の依頼
 ・当該省内の遣跡踏査時の便宜提供

会見後収蔵資料の実見と観察(於収蔵庫)

展示室参観
展示室参観
博物館正面にて
博物館正面にて

ヴィンフック省内の遺跡踏査(ドンダウ遺跡・ルンホア遺跡)

 両遣跡ともヴィンフック省における代表的な遣跡であり、 稲作開始期のフングエン文化に継続するドンダウ文化の指標遣跡である。ドンダウ遣跡は下層にフングエン文化に属する文化層が確認されており、炉址より大量の炭化米が検出されている。またルンホア遣跡からはフングエン文化期に比定されている石戈が出土している。この石戈は中国殷代後期の青銅戈に酷似しており、フングエン文化の上限年代を紀元前二千年紀末と推定できる資料である。いずれの遣跡も小河川の後背地の小丘上に位置しており、日本の弥生時代の遺跡立地と共通する特徴を有する。またドンダウ遣跡から出土した青銅器はその成分分析から青銅器として成熟したものと考えられ、フングエン期に登場した青銅器が定着していることを示している。

ドンダウ遺跡ドンダウ遺跡
ドンダウ遺跡
ルンホア遺跡
ルンホア遺跡
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