昭和30年(1955)時点のゴム長靴の種類は、普通長靴、半長靴、尺八長靴、工業用長靴、鉱山用長靴、耐電長靴、水中長靴、水田長靴、田植長靴、胴付長靴があった。このうち作中の親方(→「親方」参照)が着用しているのは、胴付長靴と推定される。胴付長靴は、高さが胸元まで及ぶ長靴とズボンとをつなぎ合わせたような形状のものである。漁業や川の中に入り込む釣りなどに用いられる。中に水が浸入した場合、重さによって身動きがとれなくなり最悪、溺死するといった危険性もある。
昭和30年(1955)時点のゴム長靴の種類は、普通長靴、半長靴、尺八長靴、工業用長靴、鉱山用長靴、耐電長靴、水中長靴、水田長靴、田植長靴、胴付長靴があった。このうち作中の親方(→「親方」参照)が着用しているのは、胴付長靴と推定される。胴付長靴は、高さが胸元まで及ぶ長靴とズボンとをつなぎ合わせたような形状のものである。漁業や川の中に入り込む釣りなどに用いられる。中に水が浸入した場合、重さによって身動きがとれなくなり最悪、溺死するといった危険性もある。