法学部 OB・OG会設立の経緯
法学部 OB・OG会設立の経緯
ご承知のように法学部は1963年に本学三番目の学部として発足しました。
本学では一番若い学部ということもあって、文学部、経済学部のように
卒業生の組織を持っておらず、この意味においては肩身の狭い思いをし
てきていたといえます。いつか早く卒業生の会を発足させて欲しいと言
うことは卒業生ひとりひとりの願いでもありました。1989年になってよ
うやくその気運が学内関係者の中に合意を見るに至り、当時の法学部長
木村瑛教授、澤登俊雄、横山實、横山謙一教授、事務局では卒業生を中
心として、また院友会の高藤登常務理事の協力を経て発足へと準備が始
まりました。設立準備委員長に坂本氏に就任していただき、その年の１１
月２３日に第一回の設立準備委員会が開催されました。その後、会則、
設立発起人の選任や設立準備委員会などのことが鋭意話し合いされて、
１１月２３日にようやく設立総会の開催にこぎつけました。
そこで、会則の承認とともに初代会長に７６期（第２回卒業生）の齋藤
大武氏を選任しました。この会には教職員や退職教員も含め百名に余る
参加者を見ることが出来ました。来賓には当時の春田宣学長を始め多く
の役職者の御参列いただきました。爾来、役員達は本務の傍ら卒業生相
互の交流、在学生、母校の支援を始め積極的な活動を続けております。
本会活動の特色として新入生に対してはＯＢ・ＯＧの弁護士の協力を得
て「司法試験への誘い」と題してオリエンテーション期間中に実施して
おり大学の重要な行事の一つともなっております。また、卒業式には大
学主催の卒業祝賀パーティへの協賛の他に院友会で独自の卒業祝賀パー
ティ（無料）を開催しており、他学部の諸君からは羨ましがられるほど
の存在となっております。
このように多くかたのボランティアによってそれこそ手作りの会として
発足し、運営されておりまが、問題点としては会員の自主的会費によっ
て運営されているため財源が少なく活動がかなり制約されていることで
しょう。今後の問題としてこの点の解消をいかに図って全国的な活動へ
と展開できるかが課せられた問題といえます。ひとつのアプローチとし
て母校のＬＡＮを利用して法学部ＯＢ・ＯＧ会のホームページを開設し、
母校の情報や会員相互の連絡が母校のインターネットを通じて積極的に
行えるように企画を始めました。このように本会は発足以来十年に足ら
ない会ではありますが大きな目的に向かって確実な前進を図っておりま
すのであらゆる機会を通じて積極的なご参加をお待ちしております。
