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4.休日の過ごし方

野沢 里江・市塚 恭子・栗原 新緑

4-1.休日の日数(問28)

 「あなたは大学の授業がお休みの日(以下、休日と略す)は週に何日ありますか」と休日の日数について質問した【単純集計】は、「1日」が14.0%、「2日」が42.1%、「3日」が32.0%、「4日」が9.2%であり、半分弱の学生の休日は2日が多い。
 性別に見ると(表4-1)、休日の日数は、男女とも大した差は無い。休日をより多く欲しがっているのは、女性の方である。男性は、現在のままでちょうど良いか、多すぎると感じている。

4-2.休日の過不足と理想の休日日数

 休日の過不足についての【単純集計】は、「現在のままでちょうど良い」が48.7%であり、約半分の学生は今の休日で満足している。
 「もっとほしい」または「多すぎる」と回答した計97を対象として理想の休日日数について質問した結果は、「1日」2.6%、「2日」7.0%、「3日」18.4%、「4日」5.7%であり、理想の休日は3日が多かったが、あまり差はなかった。

4-3.休日の過ごし方

 問 30で「休日はおもにどのようにして過ごすことが多いですか」と質問した【単純集計】の結果は、休日は主に「アルバイト」が44.3%、「なにもしないでのんびりする」が30.7%であり、ほとんどの学生は、「アルバイト」をしているか、「なにもしないでのんびりしている」のどちらかであった。
 性別に見ると(表4-3)、休日の過ごし方では、男女ともあまり変わらないが、飲食・ショッピングは女性が多く、趣味・娯楽は男性が少し多い。男女ともにある程度休日を活用している。女性は休日にのんびりと休息して鋭気を養う傾向があるが、男性は、資金稼ぎ、自由時間を楽しむ、学校以外の分野で自己実現を図る。と積極的に活動している。

4-4.休日の活用

 休日の活用度の【単純集計】結果は、「充分活用している」が21.9%、「ある程度活用している」が54.4%であり、ほとんどの人が休日は活用している。

4-5.休日の目的

 休日の最も大きな目的についての【単純集計】は、「のんびりと休息して鋭気を養う」が46.6%、 「資金を稼ぐ」が18.4%、「スポーツ・読書・趣味などによって自由時間を楽しむ」が18.4%であったが、「学習を行う」は0.4%でしかなかった。約半分の学生はのんびりと休息しており、学習をしているのはわすか0.4%しかいない。
 性別では(表4-4)、休日の最も大きな目的は、やはり女性は「のんびりと休息して鋭気を養う」が半分以上を占めている。「学校以外の分野で自己実現を図る」が全体的に少ないが、その中でも男性の方が多い。「学習を行う」は、女性は全くいないのに対し、男性はかなり少数だがみられる。その他の項目は大した差はみられない。

Copyright 2004, Nozawa Rie, Ichizuka Kyouko and Kurihara Ami

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