このコースは、経済の地域間格差の拡大と地域経済の停滞、過疎化・高齢化の問題など、現代社会が直面している課題を人々の労働と生活の場である地域の視点から捉え、地域を取り巻く政治的・経済的な制約の中で、それぞれの地域が持つ環境や条件を活かしながら、いかに問題を解決し、住みよい地域づくりを実現していくのかをテーマとして学びます。
そのためには、地域の行財政や経済、あるいは社会保障制度などについての理論や知識を学ぶことに加えて、例えば、大都市圏でも生じている産業空洞化の問題や、ニュータウンの高齢化問題、あるいは地方圏における地域産業の衰退と雇用問題、国土の約45%を占める地域が人口流出により集落消滅の危機に瀕している
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問題など、それぞれの地域における問題の実情を知ることも大切です。
このコースを希望する学生には、1年後期で「社会経済調査の基礎」、スプリング・セッションで「スタディツアー」、2年前期で「地域社会問題入門」、2年後期では「地域社会問題演習」を履修しておくことを勧めます。
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