折口信夫博士資料の研究



國學院大學学術フロンティア事業「劣化画像の再生活用と資料化に関する基礎的研究」のプロジェクトとして、折口博士記念古代研究所所蔵の画像資料研究を平成12年度から続けてきた。折口博士にかかる画像資料は6000点余があり、その内容は折口自身の撮影を含む民俗写真、折口の収集による歌舞伎関係絵葉書、芸能写真、さらに折口の年譜写真などにわたっている。本事業では、平成14・15年度に歌舞伎関係絵葉書のデジタル化を進めるとともに目録作成を行った。約2500点に及ぶこの資料は、明治から昭和前期にわたっており、我が国における伝統芸能の実際と推移、そのメディア化のあり方を示す重要なものといえる。ここでは研究事業成果の一部を公開する。

略 歴


 明治20年(1887) 大阪府生まれ
 明治43年(1910) 國學院大學国文科卒業(卒論「言語情常論」)
 明治44年(1911) 大阪府立今宮中学校嘱託教員
 大正2年(1913) 「三郷巷談」発表(柳田国男の知遇を得る)
 大正5年(1916) 國學院大學内に郷土研究会を創立
 大正6年(1917) 私立郁文館中学教員
 大正7年(1918) 神奈川県足柄下郡史編纂嘱託
 大正8年(1919) 國學院大學臨時代理講師
 大正9年(1920) 國學院大學専任講師
 大正11年(1922) 國學院大學教授
 大正12年(1923) 慶應義塾大学文学部講師(兼任)
 昭和3年(1928) 慶應義塾大学文学部教授
 昭和7年(1932) 文学博士(万葉集の研究)
 昭和14年(1939) 京都帝国大学史学科特別講師
 昭和17年(1942) 日本文学報国会国文学部理事・短歌部会員
 昭和18年(1943) 大日本芸能学会初代会長
 昭和19年(1944) 慶應義塾大学語学研究所発足(第1部長)  昭和23年(1948) 芸術院賞(『古代感愛集』)
 昭和28年(1953) 逝去

 昭和29年(1954) 折口記念会発足
 昭和32年(1957) 日本芸術院恩賜賞(『折口信夫全集』)
 昭和41年(1966) 國學院大學文学部折口博士記念古代研究所発足

資料の概要
折口博士記念古代研究所収蔵資料の概要(折口博士記念古代研究所のサイトへ)

資料整理の方法と成果
折口信夫写真資料の電子情報化(平成14年度事業報告)
折口信夫写真資料・歌舞伎絵葉書資料(Web版)(平成15年度)
調査内容について(平成15年度)
折口信夫博士写真資料の電子情報化(11-15年度成果報告書)【PDF】

折口信夫博士歌舞伎絵葉書資料データベース(Web版)
折口信夫博士歌舞伎絵葉書資料データベース(Web版)例言・凡例


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