プロジェクトの活動(2007年9月)


2007年9月12日
 古沢広祐が指導するタイでのフィールド調査実習は、9月1日に日本を出発して、9月12日まで行われました。その日程については、以下のホームぺージをご覧下さい。

タイでのフィールド調査実習の日程

9月10日〜13日
 横山実は、留学生を含む学生10名とともに、鹿児島及び屋久島を訪れました。屋久島では、環境文化村センターを訪れ、島の環境についての展示や映画を見て、最後に、総務企画課長から環境保全の問題点を聞きました。
 12日は、雨の中、白谷雲水峡を登山して、もののけ姫の森に行き、また、弥生杉をはじめ、二代大杉、三本足杉、三本槍杉、奉行杉、くぐり杉、七本杉などの古代杉を見てきました。
 最終日には、宍戸子のガジュマル公園を訪れて、屋久島での植物の保全について学んできました。

9月16日〜19日
 横山実、古沢広祐、菅井益郎は、3月に予定している中国視察の準備のために中国を訪れました。その日程は、以下の通りです。

      9月16日: 11時50分に成田発の飛行機で、北京に行きました。空港には、天津市の南開大学の女子学生2名が出迎えに来てくれました。南開大学が手配した自動車で、天津市に行き、大学内の宿舎にチェックインしました。7時から南開大学の関乃佳副学長、日本研究院の李卓院長、楊棟梁教授、環境科学工学院の副院長などが出席する会合に出席し、来年の3月に予定しているセミナーや施設見学の打ち合わせをして、その後で懇談しました。

      9月17日: 午前中は、入学式の直後に集合した日本研究院の大学生を相手に、横山実が、パワーポイントを使って、「浮世絵に描かれた江戸時代の生活と環境」について講演しました。その後、日本研究院の昼食会に招かれて、李院長や楊教授達と懇談しました。午後には、本部棟の前にある周恩来の像を見たりして、校内を散策しました。また、セメスター留学している本学の学生が、中国語でどのようにして勉強しているのか、視察しました。午後3時半に、環境科学工学院に行き、入学式を終えたばかりの大学院生を対象として、菅井が日本の公害の歴史について、また、古沢がロハス生活について講演しました。その後、環境科学工学院の夕食会に招待されて、院長や教授達と懇談しました。

      9月18日: 午前中に、天津創業環保株式会社紀荘子汚水処理場を視察しました。また、経済開発区に行き、世界的大企業の工場が林立する場所を見学しました。午後には、天津市を出発して、夕方に交通渋滞の中、北京のホテルにたどり着きました。その後、地下鉄で天安門に行きました。

      9月19日: 午前中に、天壇を訪れました。北京オリンピックの準備として、古い町を破壊して、新しい町作りをしている中で、どのように文化遺産を保全しようとしている様子を視察しました。4時40分北京発の飛行機で帰国しました。

9月18日〜20日
 久保田裕子は、ゼミに参加している学生24名とともに、栃木県那須塩原市の(学)アジア学院(アジア農村指導者養成専門学校)を訪れて、ワークショップに参加しました。アジア学院は、自給的・資源循環的な有畜複合・有機農業の農場を持っています。体験学習では、このアジア学院の学生(農村指導者をめざし、農業その他を学ぶ)と一緒に、農場の生活に参加し、有機農業の作業に加わり、体験作業をしました。

9月29日
 NPO法人社叢学会に共催していただき、午後1時半から午後4時まで、渋谷キャンパス120周年記念1号館4階1402教室において、講演及び映画上映の会を開催いたした。上映した映画は、社叢学会制作愛知地球博出展作品の「森の祭り」(27分)でした。
 引き続いて、ゲルガナ・ペトロヴァ女史(ブルガリア国立ソフィア大学日本文化学科助教授)が、日本語で「日本本格昔話における自然と登場人物とのかかわりー日本人の自然観とブルガリア人の伝統的自然観」について講演されました。

 午後4時30分から、若木タワーの502教室で第14回の研究会を開催しました。参加者は、ゲルガナ・ペトロヴァ女史、教員6名(文学部1名、神道文化学部1名、経済学部3名、法学部1名)、特別研究員1名、大学院生1名、カメラマンの吉岡氏、外部の研究者2名の合計12名でした。研究会では、茂木栄がカメラマンの吉岡氏と一緒に撮影した奥三河の念仏踊りの映像を見て、茂木及び吉岡氏の報告をめぐって意見を交換しました。

前に戻る「2007年度前期」に戻る次に進む