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2−6 ISO900014000番台に関心がない理由(問6)

橋本 徳行

 

最近になってようやく環境問題の意識が強まってきているようである。そのため、現在の段階では、ISO9000番台を取得済みの割合が、ISO14000番台を取得済みの割合より高い。しかし、ISO14000番台を取得しようと、申請中または準備中という企業は31.4と高くなっている(問1単純集計参照)。国際的に活動を行う企業は環境問題の国際基準であるISO14000番台を取得した方が便利であるので、取得しようとするうごきがつよまっているようである。

 さて、問1で5「どちらにも関心なし」と回答した企業を対象として、ISO9000番台とISO14000番台どちらにも関心がない理由を質問した【単純集計】。その結果、関心がない一番多い理由は取得費用や人件費がかさむためであった。

 

 取得費用や人件費がかさむため、ISO9000番台、14000番台を取得していない会社の割合は、会社の規模が小さい方に多く見られる負の相関関係に近い形になっている(表2−6−1)。また、取得後のシステムの維持が大変であるためとこたえた会社は会社の規模はあまり関連がなかった。最後のもう既に独自の環境対策を取っているため興味がないとこたえている会社は、250人から499人の会社が一番少ないが、どちらかというと会社の規模が大きくなるほど多くなるという形になっている。

 

Copyright 2000, Noriyuki Hashimoto

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