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1-1-2.学歴別の採用の増減傾向の規模別集計結果

古川 悟・藤富 教至

 規模別に見ると(表1-1-2)、つぎのような結果が得られた。

【大学院文系修了について】
 大学院の文系修了については企業の規模にあまり関係なくどの企業も変わらない、採用したことがないとの回答が多かった。

【大学院理系修了について】
 大学院理系も文系と同じような傾向が見られた。違うところは文系よりも減少したと答える企業が多かった。

【大卒文系について】
 大卒文系はすべての企業で変わらないという回答が多く、500人以上の規模の企業の3割が増加したと回答した。

【大卒理系について】
 大卒理系では、どの企業も変わらないという回答が一番多く、500人以上の企業では採用したことが無いと答えたのは0で採用率の高さが伺える。

【短大卒について】
 100人から500人以上の規模の企業で増加したと答えたのは0%で短大の採用率が低く、就職が厳しいことが分かった。そして減少したと答えた企業も多かった。

【専門学校卒について】
 まず全体的に変わらないと答えた企業が多かったが100人から499人規模の企業では減少したというのが65.2%で、専門学校でも就職が容易ではないことが分かった。

【高卒について】
 高卒ではどの企業も減少していると採用したことが無いという回答が多かった。高卒に関しては企業の規模による違いはあまり見られなかった。

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