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1-2-1.重視している能力の単純集計結果

相澤 清夏・待井 尚樹

 問2では「貴社が大学の文系学部の新卒者を採用するにあたり、つぎの能力をどの程度重視していますか。」と8つのそれぞれの能力について、「非常に重視している」から「重視していない」までの5点尺度によって質問した。

 【単純集計】の結果は、「非常に重視している」と言う回答は、コミュニケーション能力(37.0%)、リーダーシップ能力(18.0%)、礼儀作法、プレゼンテーション能力がそれぞれ(14.0%)、協調性(10.0%)在学中の成績(3.0%)、出身校(1.0%)、課外活動(0.0%)という結果であった。
 また、「重視している」という回答になると、協調性(67.0%)、礼儀作法(62.0%)、リーダーシップ能力(60.0%)、プレゼンテーション能力(58.0%)、コミュニケーション能力(50.0%)、課外活動(35.0%)、在学中の成績(27.0%)、出身校(6.0%)という結果であった。
 これらの結果より、コミュニケーション能力、リーダーシップ能力、協調性、礼儀作法、プレゼンテーション能力が各企業に共通して重視されている傾向にあるものといえるであろう。逆に、出身校についてはそれほど重視されていない傾向があるといえるであろう。また、課外活動や、在学中の成績については企業によってそれぞれ、重要度が異なっているようである。

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