問13で「1ヶ月の投資額はどのぐらいですか」と質問した【単純集計】の結果は、「わからない」(24.1%)が一番多く、このことからあまり投資額にはこだわってないことがわかる。金額が明確な回答のうちでは「千円未満」が一番多く、全体の20.7%を占めた。
性別に見ると(表2-6-1)、「千円未満」は、男性では16.7%なのに対し、女性は27.3%であり、女性はお試し程度に投資をするという傾向が強いようだ。ついで「二千円〜五千円未満」は全体の12.1%、男性は13.9%なのに対し、女性は9.1%であった。「五千円〜一万円未満」は全体では10・3%であったが、男性と女性の差が大きく開き、男性は5.6%なのに対し、女性は18.2%と女性の方が予想に反して圧倒的に多かった。「一万円〜一万五千円未満」は男性が2.8%なのに対し、女性は9.1%、女性が一ヶ月に一万円以上投資をする人は10人のうち約2.5人という予想を上回る投資額であった。「一万五千円以上」は男女の割合が逆転し、「一万五千円〜二万円未満」は全体で5.2%、男女の差はほとんどないものの、二万円以上投資をする男性は全体の22.4%(=8.6+13.8)にものぼった。この結果からわかることは、男性で投資をしている人の5人に1人は一ヶ月に二万円以上の投資額になっているということだ。
つまり、1ヶ月の投資額に関する男女差についてまとめると、女性は千円未満のお試し程度の投資家、および、五千円〜一万五千円未満の「中額」投資家、男性は二万円以上の「高額」投資家が多いことがわかった。