問7では、「月にいくらくらい収入がありますか」という質問をした。その【単純集計】の結果は、多いものから、月収5万円〜10万円未満(40.4%)、月収3万円〜5万円未満(21.9%)、月収10万円以上(14.6%)、1万円〜3円未満(11.2%)、収入なし(6.7%)、月収1万円未満(3.9%)、無回答(1.1%)であった。
性別クロス集計の結果(表2-1-1)は、月収3万円〜5万円未満が、男性(15.8%)と女性(28.4%)に12.6%の差が見られる他は、男女間に大きな差は見られなかった。
問8では、「お金は主に何に使いますか」という質問を多重回答方式によって行なった。その【単純集計】の結果は、食費70.8%、交際費59.6%、ファッション費49.4%、貯蓄23.0%、その他19.7%であった。食費、交際費、ファッション費が上位に入っている結果には、回答者が学生というのをよく反映している。飲み会や友達付合いが多く、ファッションに気を使う学生ならではの結果だと考えられる。
性別クロス集計の結果(表2-2-1)は、食費が男性71.6%に対して女性69.1%、交際費が男性55.8%に対して女性63.0%、ファッション費が男性42.1%に対して女性59.3%、貯蓄が男性21.1%に対して女性24.7%、その他が男性17.9%に対して女性22.2%であった。
ファッション費に関して、男性42.1%に対して女性59.3%と、男女に17.2%もの違い見られた。これは、男性と比べ、女性の方がファッションにより興味を持ち、美意識が高いことを表していると思われる。
問9では、「あなたがよく買うものについて、あてはまるものにすべて○をつけてください。」と多重回答方式によって質問を行なった。その【単純集計】の結果は、洋服が57.3%、食品が40.4%、本が32.6%、CDやDVDが24.2%、アクセサリーが21.3%、部活・サークル用品が18.0%、化粧品が16.9%であり、インテリア雑貨などその他のものは、どれも10%を切る結果となった。
性別クロス集計の結果、男性と女性に10%以上の差が見られるものがあった(表2-3-1)。
洋服に関して、女性(67.9%)が男性(48.4%)を19.5%、化粧品に関して、女性(34.6%)が男性(2.1%)を32.5%上回る結果が出た。
また、CDやDVDに関しては、男性(29.5%)が女性(16.0%)を13.5%上回る結果が出た。これらの結果から、男女には、性別に応じて買うものに大きな違いがあり、男性はCDやDVDなどの趣味、女性は洋服や化粧品など自分を着飾るものによりお金を使うことが分かった。