問7では「貴社では、大学の文系学部の新卒者を採用する際に、つぎの能力を重要視していますか」と質問した。
【単純集計】の結果は、
【単純集計】の分析についてであるが、どの能力に関してもどちらかといえば重視しているという結果が出ている。これは企業において高い人間性や総合的な能力が求められる傾向が多いため、必要のない能力はほとんど存在しないという結果であると読み取れる。。
「重視している」という回答が多かったのは、「リーダーシップがある」の62.1%
(図5-1-1)、
「言葉遣い」の63.7%
(図5-1-2)、
「時間に対して正確である」の61.5%
(図5-1-3)、
「人の話をしっかり聞く」の63.2%
(図5-1-4)、
「積極性がある」の62.1%
(図5-1-5)、
「他人の意見を聞ける」の62.6%
(図5-1-6)であった。
【単純集計】の分析から「重視している」と「非常に重視している」の合計から総合的により企業で求められる能力を見ることができる。特に合計で90%を超える「挨拶」の90.1%、「向上心・学習意欲がある」の91.8%、「積極性がある」の91.8%という項目に関しては非常に企業が重用視する能力を見なすことができる。上記に挙げた項目から、社会人に出る上でなくてはならない人としての基本的な能力が重視されていることが分かる。「積極性がある」「積極性がある」という項目から即戦力として専門知識を求める企業が少なく、長い期間働く上で受動的ではなく能動的に企業で必要な能力を吸収しようとする向上心の高い人材が必要とされていることがわかる。