東洋経済新報社『会社四季報 上場会社CD-ROM 2007秋 4集』に収録されている3946社と『会社四季報 未上場会社CD-ROM 上期2008』に収録されている4215社の計8161社を対象とし、抽出確率を8分の1とした等間隔抽出法により1020社を抽出した。
郵送調査法によって調査を実施し、調査票は2008年1月13日(日)に発送した。なお、送信用封筒の宛名は、Microsoft Accessのレポートを用いて封筒に直接印字した。送信用封筒、返信用封筒および調査票の総重量は25g以下であり、送信時の郵送費単価は80円であり、送信時の郵送費は81,600円であった。
2008年2月28日を回収締め切り日とした郵送調査の結果、61社から有効回答が得られ、有効回答率は6.1%であった。返信用封筒および調査票の総重量は25g以下であったため料金受取人払いを用いた単価は95円であり、返信時の郵送費は5,780円(うち回収締め切り期限切れが1社で単価は80円)であった。今回の調査票は、問1、 問2、問3、問6、問7、問8付問という実数や%などを記入していただく設問が多かったため、回答にご苦労されたと伺われるが、ご回答いただいた方々に感謝いたします。
「基礎クロス集計」では、(1)SPSS for Windows 16.0J Base SystemのCROSSTABSを利用するよりもレイアウトがきれいである、(2)Microsoft Excellの「Webファイルとして保存」を利用してhtmlファイルを作成した場合するとファイル容量が膨大になり、Netscape Communicatorでは罫線を読みとれないこともある、(3)SPSS for Windows 16.0J. Tablesオプションを使用するとエクスポートしたHTMLファイルのMETAエレメントのキャラクター・コード指定が(charset=Shift_JISではなく)charset=utf-8となる、という理由からSPSS for Windows 11.0J. およびSPSS for Windows 15.0J. Tablesオプションを使用した。「基礎クロス集計」の軸として下記のカテゴリー(各カテゴリーの%の分母は61)を用いた。なお、「基礎クロス集計」の「全体」は下記の「基礎クロス集計」の軸の無回答を含む61社である。
規模別の産業は(表0-2)、80人未満の企業は、第三次産業が65.0%と多く、第二次産業は35.0%と少なかった。80〜199人の企業は、第二次産業が60.0%と多く、第三次産業は40.0%と少なかった。200人以上の企業では産業はほぼ半々であった。
規模別の創業年は(表0-3)、80人未満の企業では1981年以降の創業が55.0%と多かった。80〜199人の企業では1961〜1980年の創業が45.0%と多かった。200人以上の企業では1946〜1960年の創業が42.9%と多かった。
産業別の規模は(表0-4)、第二次産業は、80〜199人が41.4%と多く、80人未満は24.1%と少なかった。第三次産業は80人未満が43.3%ともっとも多かった。
産業別の創業年は(表0-5)、第二次産業は1946〜1960年が41.4%ともっとも多かった。第三次産業は1981年以降が40.0%と一番多く、1961〜1980年が33.3%と二番目に多かった。
創業年別の規模は(表0-6)、創業が1945年以前の企業は200人以上が66.7%、1946〜1960年の企業は200人以上が50.0%と、創業が早い企業は規模が大きく、1981年以降では80人未満が73.3%と規模が小さい企業が多かった。
創業年別の産業は(表0-7)、創業が1945年以前と1946〜1960年は第二次産業が66.7と多かった。1961〜1980年は第二次産業が44.4%で第三次産業が55.6%と両者が同程度になった。1981年以降は第三次産業が80.0%と多かった。したがって、創業が早ければ第二次産業が多く、創業が新しければ第三次産業が多い傾向が見られた。