従業員構成に関しては、最後に非正規従業員比率に着目する。単純集計の平均値は(表1-3-1)、(男女を合計した)非正規従業員比率は13.84(%)であった。男性の非正規従業員比率は8.81(%)と比べて女性の非正規従業員比率は24.32(%)と高く、女性の方が非正規従業員比率が高かった。年齢階層ごとでは、男性の非正規従業員比率は、60歳以上(35.20(%))、10歳台(32.60(%))、50歳台(10.08(%))、20歳台(9.59(%))、30歳台(5.72(%))、40歳台(4.70(%))の順で高く、女性の非正規従業員比率は、60歳以上(61.13(%))、10歳台(55.45(%))、50歳台(30.56(%))、40歳台(30.07(%))、30歳台(21.69(%))、20歳台(16.37(%))の順で高く、男女ともに雇用調整の対象とされている高齢者と若年者で高かった。
規模別に見ると(表1-3-2)、非正規従業員比率は80人未満で7.06と(%)低く、小規模企業であれば非正規従業員が少ない傾向が認められた。80人未満で非正規従業員が少ない傾向は、男性の非正規従業員比率(3.62(%))、女性の非正規従業員比率(13.10(%))、20歳台男性の非正規従業員比率(1.89(%))、30歳台男性の非正規従業員比率(4.06(%))、40歳台男性の非正規従業員比率(3.01(%))、20歳台女性の非正規従業員比率(3.68(%))、30歳台女性の非正規従業員比率(16.85(%))でも同様であった。
産業別に見ると(表1-3-3)、非正規従業員比率は第二次産業で13.31(%)、第三次産業で12.25(%)と同程度であった。ただし、20歳台男性の非正規従業員比率は第二次産業の方が10.77(%)と第三次産業の5.66(%)よりも多く、30歳台男性の非正規従業員比率も第二次産業の方が6.48(%)と第三次産業の3.12(%)よりも多かった。
創業年別に見ると(表1-3-4)非正規従業員比率は、1946〜1960年(20.69(%))、1945年以前(16.61(%))、1961〜1980年(10.49(%))、1981年以降(8.53(%))と、創業が早い企業で非正規従業員比率が高かった。