年齢別の従業員構成は10〜20歳台、30〜40歳台、50歳以上の3つの年齢階層に分けてその比率を計算した(表1-2-1)。
男性正規従業員は30歳〜40歳代の比率が55.28(%)と1番多かった。男性正規従業員の50歳以上が23.41(%)と少ないのは、非正規従業員が多いためである。
男性非正規従業員は50歳以上の比率が55.41(%)と1番多い。これは50歳以上の正規採用が難しいことを表している。
女性正規従業員は30〜40歳代が49.65(%)と1番多い。50歳以上の比率が13.24(%)と1番少ないのは、女性で長年に渡って勤めるのは難しく結婚、出産等でやめてしまうことが読み取れる。そのため頑張っても40歳ぐらいでやめてしまうと考えられる。
女性非正規従業員は30〜40歳代の比率が49.77(%)と1番多い。これは女性が結婚、子育てで退職し落ち着く30〜40歳代の再就職で正規採用は難しく非正規採用のパートやアルバイトが多いことを表している。
産業別に見ると(表1-2-2)、第二次産業、第三次産業共に30〜40歳代がと多く第二次産業はベテランが多く、第三次産業は若手が多い。製造業や建設業やなどはベテランの比率が高く金融業やサービス業は若手の比率が高いことを表している。