問28では「男女別・年代別に正規・非正規採用者数とそれぞれ新規採用と中途採用者数について伺います」と質問した【調査票】。 なお、非正規従業員比率は、非正規従業員比率=非正規従業員数の平均値/(正規従業員数の平均値+非正規従業員数の平均値)*100という式により計算し、その有効回答は度外視した。
つぎに、新規採用者についてみてみたい。なお、新規採用者とは、高校、専門学校、短大、大学、大学院などの学校を卒業後すぐに採用した人のことを指す。【単純集計】の結果は、新規採用者数の男女計の平均は、正規が13.28(人) 非正規が0.03(人)であった。非正規採用者比率は0.23(%)であり、圧倒的に正規従業員の方が非正規従業員の採用より多いことになる。
男性の比率はどの年代においても、全体の非正規採用者比率とほぼ同じである。30代を超えると新規採用者はいなかった。
女性の場合、非正規の新規採用者はまったくいなかった。
最後に、中途採用者についてみてみたい。なお、中途採用者とは、学校を卒業後すぐに採用したのではなく、他社で雇用されたのちなどで採用した人のことを指す。【単純集計】の結果は、
中途採用者数の男女計の平均は、正規が9.22(人) 非正規が9.25(人)であり、非正規従業員比率の平均は50.10(%)となっている。つまり、中途採用者では非正規と正規がほぼ半々で採用されている。
男性全体では 正規 7.56(人) 非正規 5.79(人)と非正規比率は 43.37(%)となっている。
ただし、正規・非正規ともにどの年代でも採用数は少なく、20代〜50代まで若干名の採用となっている。
女性の場合はもっと少なく、女性小計で正規 1.52(人) 非正規 2.56(人)となっており、非正規比率は 62.65(%)である。年代別で見れば、正規・非正規ともにどの年代でも平均で1人採用することはなく、中途採用者を雇うことはかなり少ないことがわかる。
採用者数について要約すると、