実習のプロセス(兼・編集後記 )
2012年度國學院大學経済学部「アンケート調査」
『髪型についての調査』
「アンケート調査」担当教員 小木曽 道夫
※両科目の分業については
國學院大學 経済学部のアンケート調査実習科目の変遷を【開く】
【「アンケート調査」の登録者】
- 「アンケート調査」はコンピュータ教室を利用するため事前登録科目になる。事前登録期間の1次募集は4月1日(日)12:00~4月4日(水)19:00、事前登録期間の2次募集は4月6日(金)~4月11日(水)14:00、一般登録期間は4月16日14:00(月)までである。
登録権利者(=「アンケート調査入門合格者」)なのに登録できない場合には、教務事務課および→お問い合わせまで連絡すること。
- 「アンケート調査」の1次募集での事前登録者は1人(うち、2010年度の「アンケート調査入門」の合格者が1人で、2011年度の「アンケート調査入門」の合格者は0人)であり、登録者は1人。
「アンケート調査」月1限 前期の課題
- 課題1.情報保護誓約書の提出:情報保護誓約書を提出しない者は、情報保護誓約書の全項目に同意できない=調査実習妨害を目的として履修すると判断して履修を認めない。情報保護誓約書を提出した者に対して、課題の多くを提出するパブリックフォルダのアクセス権を与える。
- ダウンロードと提出方法:パブリックフォルダ\3_経済学部\小木曽 道夫\アンケート調査\課題1 から 情報保護誓約書.docxをダウンロードし、網掛けしてあるテキスト・ボックスに氏名・学籍番号などの必要事項を入力し、網掛けしてあるドロップダウンリストから該当するものを選択し、半角学科記号+半角7桁の学籍番号_情報保護誓約書.docx(例:f1111581_情報保護誓約書.docx)というファイル名と拡張子で名前を付けて保存し、ダウンロードしたフォルダに添付ファイルとして提出する。指定したファイル名と拡張子を遵守しなかった場合には、原則として受理しない。
- 提出先:パブリックフォルダ\3_経済学部\小木曽 道夫\アンケート調査\課題1
- 締切: 4月30日
- 課題2.調査項目案~この課題に基づいてグループ分けを行なう。課題2.および課題3.で不合格になれば課題4.以降には進めない。
- 提出先:パブリックフォルダ\3_経済学部\小木曽 道夫\アンケート調査\課題2
- 最初の提出の締切:5月9日
- 提出方法:
- パブリックフォルダへの投稿への本文に入力して投稿する。例えば「学食」、「スポーツ」、「インターネットの利用」、「ゲーム」など
- パブリックフォルダへの投稿の件名:氏名
- 課題2は、一度提出した調査項目と異なる調査項目について調べたくなった場合には、調査項目を追加・変更して再提出可能である。見本:
- 見本1:「髪」に「服」を追加
- 見本2:行ってみたい国←好きな動物
- なるべく使わないほうがよい見本:行ってみたい国
- 「課題3.設問案へ進んでください」という指示は、パブリックフォルダに提出した課題2へのコメントによって指示する。
- 課題3.設問案~課題2.の内容に準拠して、質問する設問とその設問の担当者を決定する。この課題からグループごとの共同作業が始まる。ただし、グループの最低人数は1人とする。
- 具体的な設問案を提出すること。この案でグループ分けや担当する設問の重複などを調整する。
- 原則として、回答選択肢はまだ不要であるが、小木曽が指示した場合には、課題3.の段階で回答選択肢も考えること
- 件名は個人作業の場合は氏名、共同作業の場合はグループ名とする。なお、グループの一部の複数の人が共同作業をする場合は、件名はグループ名、設問案の末尾に担当者名を記入すること。
- 提出先:パブリックフォルダ\3_経済学部\小木曽 道夫\アンケート調査\課題3 またはその下の各サブフォルダ
- 課題3.設問案 の「完成版」は、各グループで質問する質問とその担当者(グループが1人の場合は不要)の一覧である。
- 選択回答設問の選択肢の「その他」を振り分け元とする自由回答を除き、濾過型設問を提出した場合には、不合格とする。
- 「課題4.設問の作成へ進んでください」という指示は、パブリックフォルダに提出した課題3へのコメントによって指示する。
- 課題3.の締切:未定
- 課題4.設問の作成
~受講者全員で1つの調査票を作成する。グループ(または必要に応じてグループ内部で設問を分担するチーム分けをして、チーム)ごとに分担した設問を作成する。課題4.までを前期中に完了させる予定である。
※『アンケート調査入門2010.pdf』pp20-2「4-8 K-SMAPYのアンケート機能を用いた調査票の作成」を参照
- 課題4.設問の作成は、プリテストを通じて設問を改善していくため、設問の作成自体とプリテストへの回答という工程がある。
- 課題4.のうちの設問の作成自体
- 受講者全員での変数(設問)の上限はK-SMAPYのアンケート機能の設問数の上限(100)とするが、回答者の負担を考慮すると設問の合計は30程度が望ましい。
- 原則として、濾過型設問は使用することができない。
- 自由回答は、(単一または複数)選択回答の選択肢で「その他」を用いて振り分け、「その他」の内容を記入してもらう振り分けられた設問以外では使用しないこと。
- 提出場所:パブリックフォルダの課題4 またはその下の各サブフォルダ
- 回答者は「無回答」にできない=いずれかの選択肢を選択しなければならないため、必要に応じて「わからない」・「該当する選択肢がない」などの回答選択肢をつくること
- 課題4.へのコメントは、提出したファイルに《》で括って返信する。なお、プリテストへは《》で括った添削済みの質問文および回答選択肢を採用する。
- 前回提出した課題または前回提出した課題の《》内の修正版で完成した場合には、新たに作成または修正した課題だけを提出するか、または、完成した質問文および回答選択肢それぞれの末尾に【完成】と入力しておくこと。
- 性別、生活充実度などのフェイス・シート(=残余範疇)の設問は、調整のうえ、小木曽が作成する。調整のうえとは、2010年度は「アルバイトの有無」はフェイス・シートとしたが、2012年度はフェイス・シートではないと分類することをさす。
- 課題4.の書式:
- 投稿する本文に直接張り付けるか、または、プレーンテキストファイルを添付ファイルで提出する。なお、投稿する本文に直接張り付ける場合でも、課題4.で完成した文字列を課題5.と課題6.で使用するため、必ず提出する文字列をファイルに保存しておくこと。
- プレーンテキストファイルの作成方法
- WORD2010の[名前をつけて保存]→[その他の形式]→[書式なし(*.txt)]で保存する。
- スタートメニューから[すべてのプログラム]→[アクセサリ]→[メモ帳]を選択してメモ帳を起動する。
- 分担の記名方法は
- 個人作業の場合は先頭行に氏名
- グループ作業の場合で・かつ・提出した設問すべてがグループ全員の共同分担である場合は先頭行にグループ名
- グループ作業の場合で・かつ・グループの一部の人の分担である場合は個々の質問文の先頭に担当者名を
入力する。
- 個々の設問ごとの内容は、1.グループ名または担当者名、2.自分たちのグループのなかでの設問番号、3.変数ラベル、4.質問文、5.必須か任意かの区別、6.単一回答・複数回答・自由回答の区別、7.当該の質問文に対する「,(半角カンマ)」で区切った半角の変数値_(半角のアンダーバー)回答選択肢(※上限は50バイト)、である。
(プリテスト2の結果、回答選択肢中の'(シングル・コーテーション)は無視されることが判明した。)
【見本】
- 自動車会社
- 設問1
- 一番好きな自動車会社
- 一番好きな自動車会社はつぎのうちのどこですか。
- 必須
- 単一回答
- 1_トヨタ,2_ホンダ,3_日産,4_三菱,5_マツダ,6_スバル,7_スズキ,8_ダイハツ,9_その他
- 自動車会社
- 設問2
- その他の一番好きな自動車会社
- 前問で「その他」と回答した方は一番好きな自動車会社を書いてください。
- 任意
- 自由回答
- 件名、および、添付ファイル名は
- 個人作業の場合は、半角の学科記号学籍番号_提出回数.txt(例えば、経済ネットワーキング学科で学籍番号が091234で2回目の提出の場合はt091234_2.txt)
- グループ作業の場合は、グループ名_提出回数.txt(例えば、グループ名が「行ってみたい国」で3回目の提出とすれば、行ってみたい国_3.txt)。
- なお、プリテストを通じて、質問文や回答選択肢を訂正する必要が生じた場合には、当該の設問だけを、どこを訂正するのかわかるように投稿すること。
課題5.単一回答のアフター・コーディング
※『アンケート調査入門2010.pdf』pp32-5「6-4 K-SMAPYのアンケート機能を利用したデータの整理」参照
課題6.変数ラベルと変数値ラベル
※『アンケート調査入門2010.pdf』p35「6-5 変数ラベルと変数値ラベル」参照
前期授業終了より前に課題6.まで終了した場合には、前期中は出席免除とする。
「アンケート調査入門」月4限 の課題
実査:「アンケート調査」で実施するアンケート調査への回答
- 回答期間:後期履修登録締切日後の2012年10月2日(火)から10月8日(月)。
- K-SMAPYのメニューの左側の[授業ごとのお知らせ]をクリックして、授業一覧を表示すると、[ナビゲーション]の[アンケート調査入門]列のアンケートのセルの背景色が赤く反転しているところをクリックすると、アンケート一覧が表示される。[このアンケートに回答する]ボタンをクリックすると、当該のアンケートに回答することができる。
- 髪色や髪型がわかりにくい場合には髪色髪型見本.pdf(を開く)を参照すること。
「アンケート調査」月1限 後期の課題
課題7.集計と分析:
- まず、単純集計、多重回答、クロス集計とχ二乗値検定および課題8.まで行い、課題9.レポートが一段落ついてから、平均値の差、相関分析、因子分析、回帰分析の順で再開する予定
課題8.自分が分担した設問のクロス集計とχ二乗値検定
提出場所など:パブリックフォルダの課題8 に当該のクロス表とχ二乗値検定を選択して、WORD書式でエクスポートし、そのファイルを添付して提出する。
必須ではない課題.詳細分析(作図表を含む。なお、作図表の詳細については、小木曽道夫著(2006)『SPSSによるやさしいアンケート分析』オーム社、ISBN4-274-06652-5 C3041 定価(本体2400円【税別】)参照)
- 単純集計と基礎クロス集計表は、「和は利用していない」などの実質的な非該当を除去していないため、実質的な非該当選択肢を集計・分析から除去したい場合には、その変数値を欠損値宣言して集計・分析する詳細分析と作表が必要となる。
- 詳細分析で基礎クロス集計表以外のクロス集計を行い、エクセルで編集する場合には、【クロス集計表をエクセルで加工する方法】(を開く)を参照。K-SMAPYの教材にアップロードした q43q44.xls の
- シート[row]の段階はSPSSを貼り付けただけで、これではだめな例、
- シート[編集済み]の段階はエクセルで提出する場合での完成形であるが、HTMLファイルではないため100点満点中(ファイルはいくつでも)1点減点、
- シート[HTML]の段階からメモ帳などに貼り付けて、HTMLファイルで提出するのが理想的である。
課題9.レポート~調査報告書の原稿となるレポートの執筆:
- 締切りは2013年1月27日(日)の予定
- 執筆分担は(原則として)自分または自分たちが担当した設問についての集計・分析を担当する。共同執筆も可。
- 提出先K-SMAPYの[リポート]の[file1]以下。提出するファイルが1つであれば[file1]に提出し、2つめのファイルは[file2]、以降[file「n」]に提出すること。
- 提出するレポートの書式はなるべくHTML書式とする。なお、HTMLファイルの「雛形」に準拠すること。
※章構成・執筆分担(案)はK-SMAPYの「教材」に contents.html というファイル名でアップロードする。
※「雛形」は、K-SMAPYの「教材」に report.html というファイル名でアップロードする。
- Web版の報告書は、左側に本文、右側に図表・調査票を表示するフレーム構造をとるため、本文と図表とは別ファイルで提出する。ただし、単純集計と性別クロス集計など基礎クロス集計表は作表する必要がない。
- 本文では相対度数の単位を示す「%」を入れること。
- 設問1~設問17、設問19~設問26は性別で有意差があると推測されるため、単純集計=男女計についての記述を省略しても構わない。
- 自由回答の設問は、
- 度数分布をとって
- 実質的に同一の回答(ex.:「うどん」、「うどん類」、「かけうどん」)は1カテゴリーにRECODEするか、または、暗算で%(相対度数)を計算し、
- %(相対度数)が1%や2%という下限を決めて、%(相対度数)の下限よりも回答頻度が高い回答について記述する。
- ただし、自由回答が少ない場合には、記述を省略したり、%(相対度数)の下限を設定しなくとも=すべての自由回答について言及しても構わない。
- 本文の添付ファイル名は、
- 単独執筆の場合はアルファベット小文字の姓とする(ex.:小木曽道夫ならばogiso.html)。ただし、同姓の人がいる場合にはアルファベット小文字の名とする(ex.:asumi.html,masami.html)
- 共同執筆の場合は"q"+"設問番号"(+"連番")などとする。(ex.:設問8ならばq8.html)
- 提出するレポートの本文には、図表を参照するリンクを張ることが望ましい。
- (必須ではない課題.詳細分析の結果の)表の書式は、原則として冗長なSPANエレメントがないHTML書式とし、Excelブックなど冗長なSPANエレメントが付加されてしまうことが予測される書式で提出した場合には(少し)減点する。表の添付ファイル名は、アルファベット小文字の姓+連番とする(ex.:小木曽道夫の自分が分担した部分の3番目の表ファイルならばogiso3.html)。
- (必須ではない課題.詳細分析の結果の)グラフなどの図の書式は、原則として冗長なSPANエレメントがないHTML書式+gifまたはjpg書式とする。図の添付ファイル名は、アルファベット小文字の姓+連番とする(ex.:小木曽道夫の自分が分担した部分の4番目の図ファイルならばogiso4.htmlおよびogiso4.gif)。なお、グラフの作成方法については授業時に指示する。
- report.htmlを雛形として(メモ帳などの)テキスト・エディタを使用した場合の執筆方法
※インターネット上で公表する調査報告書は、index.htmlにより左側のフレームのtarget=をtext、右側のフレームのtarget=をtableとするフレーム構造とタイトルを定義する。
- 【ダウンロード先】K-SMAPYの「教材」にアップロードしたindex.html、report.html、contents.html、qa2012.html、および、sex.htmlなど基礎クロス集計表を、同一のフォルダにダウンロードすることによって、コピー&ペーストを活用して正確かつ楽に報告書を執筆することができる。
- 【フレーム定義】report.htmlというファイル名のまま報告書を執筆し始めるか、または、contents.html からリンクするファイル名と自分が執筆する報告書のファイル名とを同じにすることにより、自分が執筆する報告書を左側のフレーム(target="text")に定義する。そして、index.html をダブル・クリックしてインターネット・エクスプローラを起動し、contents.html からリンクを張った自分が執筆する報告書のファイルを開く。
- 【テキスト・エディタの起動】コンピュータ教室では、当該のファイルを右クリックして、ドロップダウン・リストの[ソースの表示]を選択するとテキスト・エディタが起動する。
- 【アンカー name= の参照】report.html中の「?」は設問を示すため、自分が担当した設問の番号に置換すると、右側のフレーム(target="table")に単純集計やクロス集計表を表示することができるようになる。「@」は章(-節)の番号を示すため、そのままで構わない。
- 【質問文】report.html中の「設問?は「」と質問した」の「」内に、qa2012.html(調査票と単純集計)から当該の質問文をコピーして、ペーストする。
- 【単純集計】report.html中の「【単純集計】の結果は、」のあとに単純集計結果について記述する。これもqa2012.htmlから、回答選択肢と度数分布をコピー&ペーストすると正確・高速に記述することができる。なお、必要に応じて、「回答が多かった順に」などと明記したうえで、相対度数=回答が多い順に並べ替える。
- 【クロス集計】クロス集計結果についての記述は、性別クロス集計は全員必須で、その他の基礎クロス集計については、必要に応じて言及する。なお、クロス集計についてのレポートの執筆と、課題8.とはセットである。クロス集計結果についての記述も、sex.html(性別クロス集計表)などからコピー&ペーストすると正確・高速に記述することができる。