読書時間は、いつ何を読むのか回答を明確にするために、1.長期休み(春休み・夏休み)、2.授業のない日、3.ほぼ毎日、という3つの時点から、1.キンドルなどの専用端末で読む書籍だけでなく、インターネットの閲覧も含む電子書籍、2.電子書籍以外の本、という2種類の媒体のそれぞれの6設問について、1_小説、2_社会科学、3_自然科学、4_ライトノベル、5_漫画、6_雑誌、7_その他、の7ジャンルの文献を読んでいるか否か、多重回答方式で質問した。
設問29は「あなたが長期休み(春休み・夏休み)によく読む電子書籍は、つぎのジャンルうちのどれですか。 あてはまるものをすべて選んでください。なお、電子書籍にはキンドルなどの専用端末で読む書籍だけでなく、インターネットの閲覧も含めて回答してください。」と多重回答方式で質問した。 【単純集計】の結果は、「1_小説」が15.2%、「2_社会科学」が4.9%、 「3_自然科学」が2.7%、「4_ライトノベル」が5.2% 、「5_漫画」が36.2%、「6_雑誌」が11.2%、「7_その他」が2.4%、「8_電子書籍を読まない」が48.0%であった。 なお、設問29から設問31の質問文では「電子書籍には(中略)インターネットの閲覧も含めて回答してください」と明記したにもかかわらず、スマートフォンでインターネットを閲覧することはインターネットの閲覧でないと誤解して、スマートフォンでのインターネットの閲覧を電子書籍に含めずに誤回答した回答者が多かった可能性がある。
性別に見ると(表3-1)、「1_小説」は男性が15.2%、女性が15.1%で同程度であった。同じように、「6_雑誌」は男性が11.9%、女性が10.1%で同程度であった。しかし、「2_社会科学」は男性が6.7%、女性が1.7%であり、男性のほうが長期休みに読んでいる傾向が多い。同じように、「3_自然科学」は男性が3.3%、女性が1.7%、 「4_ライトノベル」は男性が6.2%、女性が3.4%、「5_漫画」は男性が39.5%、女性が30.3%であり、いずれも男性のほうが多かった。 逆に、「8_電子書籍を読まない」は男性が44.3%、女性が54.6%であり、女性のほうが長期休みに電子書籍を読まない傾向が多い。
設問30は「あなたが授業のない日によく読む電子書籍は、つぎのジャンルうちのどれですか。 あてはまるものをすべて選んでください。なお、電子書籍にはキンドルなどの専用端末で読む書籍だけでなく、インターネットの閲覧も含めて回答してください。」と多重回答方式で質問した。 【単純集計】の結果は、「1_小説」が14.6%、「2_社会科学」が4.0%、「3_自然科学」が1.2%、「4_ライトノベル」が4.0% 、「5_漫画」が32.5%、「6_雑誌」が10.6%、「7_その他」が2.4%、「8_電子書籍を読まない」が49.2%であった。
性別に見ると(表3-2)、 「5_漫画」は男性が36.7%と女性の25.2%よりも読んでいる人が多く、χ二乗値検定の結果は5%水準で有意差が認められた。一方、「8_電子書籍を読まない」人は女性が57.1%と男性の44.8%よりも多く、χ二乗値検定の結果は5%水準で有意差が認められた。なお、「1_小説」、「2_社会科学」、「3_自然科学」、「4_ライトノベル」は性別で大差なかった。
設問31は「あなたがほぼ毎日よく読む電子書籍は、つぎのジャンルうちのどれですか。 あてはまるものをすべて選んでください。なお、電子書籍にはキンドルなどの専用端末で読む書籍だけでなく、インターネットの閲覧も含めて回答してください。」と多重回答方式で質問した。 【単純集計】の結果は、「1_小説」が11.6%、「2_社会科学」が3.6%、 「3_自然科学」が1.8%、「4_ライトノベル」が3.3% 、「5_漫画」が31.3%、「6_雑誌」が8.8%、「7_その他」が3.3%、「8_電子書籍を読まない」が50.5%であった。
性別に見ると(表3-3)、「2_社会科学」は男性が5.7%と女性の0.0%よりも読んでいる人が多く、χ二乗値検定の結果は1%水準で有意差が認められた。「5_漫画」は、男性が35.2%と女性の24.4%よりも読んでいる人が多く、χ二乗値検定の結果は5%水準で有意差が認められた。 なお、「1_小説」、「3_自然科学」、「4_ライトノベル」、「6_雑誌」、「7_その他、「8_電子書籍を読まない」は性別で大差なかった。
設問32は「あなたが長期休み(春休み・夏休み)によく読む電子書籍以外の本は、つぎのジャンルうちのどれですか。 あてはまるものをすべて選んでください。」と多重回答方式で質問した。 【単純集計】の結果は、「1_小説」が38.6%、「2_社会科学」が7.3%、 「3_自然科学」が3.0%、「4_ライトノベル」が8.2% 、「5_漫画」が39.5%、「6_雑誌」が23.7%、「7_その他」が5.2%、「8_本を読まない」が25.8%であった。
性別に見ると(表3-4)、「3_自然科学」は男性が4.8%と女性の0.0%よりも読んでいる人が多く、χ二乗値検定の結果は5%水準で有意差が認められた。 一方、「6_雑誌」は女性が30.3%と男性の20.0%よりも多く、χ二乗値検定の結果は5%水準で有意差が認められた。なお、「1_小説」、「2_社会科学」、「4_ライトノベル」、「5_漫画」、「7_その他」、「8_電子書籍を読まない」は性別で大差なかった。
設問33は「あなたが授業のない日によく読む電子書籍以外の本は、つぎのジャンルうちのどれですか。 あてはまるものをすべて選んでください。」と多重回答方式で質問した。 【単純集計】の結果は、「1_小説」が30.7%、「2_社会科学」が5.8%、 「3_自然科学」が2.7%、「4_ライトノベル」が7.6% 、「5_漫画」が38.9%、「6_雑誌」が22.5%、「7_その他」が4.3%、「8_本を読まない」が27.7%であった。
性別に見ると(表3-5)、「4_ライトノベル」は男性が10.5%と女性の2.5%よりも読んでいる人が多く、χ二乗値検定の結果は1%水準で有意差が認められた。 なお、「1_小説」、「2_社会科学」、「3_自然科学」、「5_漫画」、「6_雑誌」、「7_その他」、「8_電子書籍を読まない」は性別で大差なかった。
設問34は「あなたがほぼ毎日よく読む電子書籍以外の本は、つぎのジャンルうちのどれですか。 あてはまるものをすべて選んでください。」と多重回答方式で質問した。 【単純集計】の結果は、「1_小説」が25.5%、「2_社会科学」が4.6%、 「3_自然科学」が2.1%、「4_ライトノベル」が7.6% 、「5_漫画」が32.8%、「6_雑誌」が17.0%、「7_その他」が4.9%、「8_本を読まない」が33.7%であった。
性別に見ると(表3-6)、「5_漫画」は男性が37.6%と女性の24.4%よりも読んでいる人が多く、χ二乗値検定の結果は5%水準で有意差が認められた。 なお、「1_小説」、「2_社会科学」、「3_自然科学」、「4_ライトノベル」、「6_雑誌」、「7_その他」、「8_電子書籍を読まない」は性別で大差なかった。
設問29〜設問34の単純集計の結果をまとめとして、まず、1.長期休み(春休み・夏休み)、2.授業のない日、3.ほぼ毎日、という3つの時点を比べてみる。3-1-1から3-1-3までの単純集計の結果をまとめてみると、7ジャンルの電子書籍をよく読むのは、概して、長期休み、授業のない日、ほぼ毎日の順で多かった。同様に、3-1-4から3-1-6までの単純集計の結果をまとめてみると、7ジャンルの電子書籍以外の本をよく読むのは、概して、長期休み、授業のない日、ほぼ毎日の順で多かった。したがって、電子書籍でも電子書籍以外の本でも、長期休み、授業のない日、ほぼ毎日の順でよく読むことが明らかになった。
つぎに、電子書籍と電子書籍以外の本とを比較すると、長期休み、授業のない日、ほぼ毎日の3時点ともに、7ジャンルの文献のそれぞれは、電子書籍よりも電子書籍以外の本をよく読むという回答が多かった。
本節では、電子書籍と電子書籍以外の本(以下、雑誌を含めて「本」と称す)の関係について分析する。概して、あるジャンルの電子書籍を読んでいればそのジャンルを本でも読んでいる傾向があった。
まず、長期休み(春休み・夏休み)によく読む電子書籍(設問29)と電子書籍以外の本(設問32)とのクロス表を見ると(表3-7)、電子書籍で「1_小説」を読んでいる50人のうち、電子書籍以外の本でも「1_小説」を読んでいる人は74.0%と多かった。 電子書籍で「2_社会科学」を読んでいる16人のうち、電子書籍以外の本でも「2_社会科学」を読んでいる人は62.5%と多かった。電子書籍で「3_自然科学」を読んでいる9人のうち、電子書籍以外の本でも「3_自然科学」を読んでいる人は33.3%と少なかった。電子書籍で「4_ライトノベル」を読んでいる17人のうち、電子書籍以外の本でも「4_ライトノベル」を読んでいる人は52.9%で約半数いた。 電子書籍で「5_漫画」を読んでいる119人のうち、電子書籍以外の本でも「5_漫画」を読んでいる人は66.4%と多かった。電子書籍で「6_雑誌」を読んでいる37人のうち、電子書籍以外の本でも「6_雑誌」を読んでいる人は78.4%と多かった。「8_電子書籍を読まない」158人のうち、「8_本を読まない」人は47.5%で約半数いた。
逆に、電子書籍以外の本で「1_小説」を読んでいる127人のうち、電子書籍でも「1_小説」を読んでいる人は29.1%と少なかった。 電子書籍以外の本で「2_社会科学」を読んでいる24人のうち、電子書籍でも「2_社会科学」を読んでいる人は41.7%と少なかった。電子書籍以外の本で「3_自然科学」を読んでいる10人のうち、電子書籍でも「3_自然科学」を読んでいる人は30.0%でと少なかった。電子書籍以外の本で「4_ライトノベル」を読んでいる27人のうち、電子書籍でも「4_ライトノベル」を読んでいる人は33.3%と少なかった。 電子書籍以外の本で「5_漫画」を読んでいる130人のうち、電子書籍でも「5_漫画」を読んでいる人は60.8%と多かった。電子書籍以外の本で「6_雑誌」を読んでいる78人のうち、電子書籍でも「6_雑誌」を読んでいる人は37.2%と少なかった。「8_本を読まない」85人のうち、「8_電子書籍を読まない」人は88.2%と多かった。
次に、授業のない日によく読む電子書籍(設問30)と電子書籍以外の本(設問33)とのクロス表を見ると(表3-8)、電子書籍で「1_小説」を読んでいる48人のうち、電子書籍以外の本でも「1_小説」を読んでいる人は64.6%と多かった。 電子書籍で「2_社会科学」を読んでいる13人のうち、電子書籍以外の本でも「2_社会科学」を読んでいる人は53.8%で約半数いた。電子書籍で「3_自然科学」を読んでいる4人のうち、電子書籍以外の本でも「3_自然科学」を読んでいる人は75.0%と多かった。電子書籍で「4_ライトノベル」を読んでいる13人のうち、電子書籍以外の本でも「4_ライトノベル」を読んでいる人は53.8%で約半数いた。 電子書籍で「5_漫画」を読んでいる107人のうち、電子書籍以外の本でも「5_漫画」を読んでいる人は70.1%と多かった。電子書籍で「6_雑誌」を読んでいる35人のうち、電子書籍以外の本でも「6_雑誌」を読んでいる人は74.3%と多かった。「8_電子書籍を読まない」162人のうち、「8_本を読まない」人は48.8%で約半数いた。
逆に、電子書籍以外の本で「1_小説」を読んでいる101人のうち、電子書籍でも「1_小説」を読んでいる人は30.7%と少なかった。 電子書籍以外の本で「2_社会科学」を読んでいる19人のうち、電子書籍でも「2_社会科学」を読んでいる人は36.8%と少なかった。電子書籍以外の本で「3_自然科学」を読んでいる9人のうち、電子書籍でも「3_自然科学」を読んでいる人は33.3%と少なかった。電子書籍以外の本で「4_ライトノベル」を読んでいる25人のうち、電子書籍でも「4_ライトノベル」を読んでいる人は28.0%と少なかった。 電子書籍以外の本で「5_漫画」を読んでいる128人のうち、電子書籍でも「5_漫画」を読んでいる人は58.6%と多かった。電子書籍以外の本で「6_雑誌」を読んでいる74人のうち、電子書籍でも「6_雑誌」を読んでいる人は35.1%と少なかった。「8_本を読まない」91人のうち、「8_電子書籍を読まない」人は86.8%と多かった。
そして、ほぼ毎日よく読む電子書籍(設問31)と電子書籍以外の本(設問34)とのクロス表を見ると(表3-9)、電子書籍で「1_小説」を読んでいる38人のうち、電子書籍以外の本でも「1_小説」を読んでいる人は78.9%と多かった。 電子書籍で「2_社会科学」を読んでいる12人のうち、電子書籍以外の本でも「2_社会科学」を読んでいる人は58.3%と多かった。電子書籍で「3_自然科学」を読んでいる6人のうち、電子書籍以外の本でも「3_自然科学」を読んでいる人は66.7%と多かった。電子書籍で「4_ライトノベル」を読んでいる11人のうち、電子書籍以外の本でも「4_ライトノベル」を読んでいる人は72.7%と多かった。 電子書籍で「5_漫画」を読んでいる103人のうち、電子書籍以外の本でも「5_漫画」を読んでいる人は68.0%と多かった。電子書籍で「6_雑誌」を読んでいる29人のうち、電子書籍以外の本でも「6_雑誌」を読んでいる人は65.5%と多かった。「8_電子書籍を読まない」166人のうち、「8_本を読まない」人は57.2%であった。
逆に、電子書籍以外の本で「1_小説」を読んでいる84人のうち、電子書籍でも「1_小説」を読んでいる人は35.7%と少なかった。 電子書籍以外の本で「2_社会科学」を読んでいる15人のうち、電子書籍でも「2_社会科学」を読んでいる人は46.7%で約半数いた。電子書籍以外の本で「3_自然科学」を読んでいる7人のうち、電子書籍でも「3_自然科学」を読んでいる人は57.1%と多かった。電子書籍以外の本で「4_ライトノベル」を読んでいる25人のうち、電子書籍でも「4_ライトノベル」を読んでいる人は32.0%と少なかった。 電子書籍以外の本で「5_漫画」を読んでいる108人のうち、電子書籍でも「5_漫画」を読んでいる人は64.8%と多かった。電子書籍以外の本で「6_雑誌」を読んでいる56人のうち、電子書籍でも「6_雑誌」を読んでいる人は33.9%と少なかった。「8_本を読まない」111人のうち、「8_電子書籍を読まない」人は85.6%と多かった。
1_小説、2_社会科学、3_自然科学、4_ライトノベル、5_漫画、6_雑誌、7_その他、の7ジャンルの文献のそれぞれについて、1.長期休み(春休み・夏休み)、2.授業のない日、3.ほぼ毎日、という3つの時点、1.インターネットの閲覧も含む電子書籍、2.電子書籍以外の本、という2種類の媒体の計6設問のどれかを「読む」、または、すべて「読まない」かの2カテゴリーに集約した。また、これらの7ジャンルの文献をすべて「読まない」と回答した場合は、「読まない」という変数を「まったく読まない」とした。「読む」という回答が多かった順に(表3-10)、漫画(55.9%)、小説(44.7%)、雑誌(32.2%)、ライトノベル(13.4%)、社会科学(11.9%)、その他(9.7%)、自然科学(5.5%)、であり、これらの7ジャンルの文献を「まったく読まない」という回答は19.8%であった。
性別で見ると(表3-10)、「4_ライトノベル」がχ二乗値検定の結果は5%水準で有意差が認められ、男性のほうが女性より読んでいる傾向がある。そのほかのジャンルにおいては、χ二乗値検定の結果5%水準で有意差が認められなかった。ただし、これらの7ジャンルの文献を「まったく読まない」のは、女性が25.2%と男性の16.7%よりも多く、χ二乗値検定の結果は7%水準ならば有意差が認められ、本調査の回答者は女性の方が男性よりも読書しない傾向が認められた。
ジャンル間クロスで見ると、「1_小説」と「2_社会科学」との関係は(表3-11)、χ二乗値検定の結果は5%水準で有意差が認められず、「1_小説」を読んでいる人であれば「2_社会科学」を読んでいるとは限らず、「2_社会科学」を読んでいる人は「1_小説」を読んでいるとは限らない傾向がある。 「1_小説」と「3_自然科学」との関係は(表3-12)、χ二乗値検定の結果は5%水準で有意差が認められず、「1_小説」を読んでいる人であれば「3_自然科学」を読んでいるとは限らず、「3_自然科学」を読んでいる人は「1_小説」を読んでいるとは限らない傾向がある。 「1_小説」と「4_ライトノベル」との関係は(表3-13)、χ二乗値検定の結果は5%水準で有意差が認められず、「1_小説」を読んでいる人であれば「4_ライトノベル」を読んでいるとは限らず、「4_ライトノベル」を読んでいる人は「1_小説」を読んでいるとは限らない傾向がある。 「1_小説」と「5_漫画」との関係は(表3-14)、「1_小説」を読んでいる147人のうち70.1%が「5_漫画」を読んでおり、「5_漫画」を読んでいる184人のうち56.0%が「1_小説」を読んでおり、χ二乗値検定の結果は1%水準で有意差が認められた。つまり、小説を読んでいる人であれば漫画を読んでいる、また、漫画を読んでいる人であれば小説を読んでいる傾向がある。 「1_小説」と「6_雑誌」との関係は(表3-15)、「1_小説」を読んでいる147人のうち38.8%が「6_雑誌」を読んでおり、「6_雑誌」を読んでいる106人のうち53.8%が「1_小説」を読んでおり、χ二乗値検定の結果5%水準で有意差が認められた。つまり、小説を読んでいる人であれば雑誌を読んでいる、また、雑誌を読んでいる人であれば小説を読んでいるいる傾向がある。
「2_社会科学」と「3_自然科学」との関係は(表3-16)、「2_社会科学」を読んでいる39人のうち35.9%が「3_自然科学」を読んでおり、「3_自然科学」を読んでいる18人のうち77.8%が「2_社会科学」を読んでおり、χ二乗値検定の結果は1%水準で有意差が認められた。つまり、社会科学を読んでいる人であれば自然科学を読んでいる、また、自然科学を読んでいる人であれば社会科学を読んでいる傾向がある。 「2_社会科学」と「4_ライトノベル」との関係は(表3-17)、「2_社会科学」を読んでいる39人であれば28.2%が「2_社会科学」を読んでおり、「4_ライトノベル」を読んでいる44人のうち25.0%が「4_ライトノベル」を読んでおり、χ二乗値検定の結果は5%水準で有意差が認められた。 つまり、社会科学を読んでいる人であればライトノベルを読んでいる、また、ライトノベルを読んでいる人であれば社会科学を読んでいる傾向がある。 「2_社会科学」と「5_漫画」との関係は(表3-18)、「2_社会科学」を読んでいる39人のうち、「5_漫画」を「読む」のは46.2%で「読まない」のは53.8%であり、「5_漫画」を読んでいる184人のうち、「2_社会科学」を「読む」のは9.8%が「読まない」のは14.5%であり、χ二乗値検定の結果は5%水準で有意差が認められなかった。つまり、社会科学を読んでいても漫画を読んでいるとは限らない傾向がある。 「2_社会科学」と「6_雑誌」との関係は(表3-19)、「2_社会科学」を読んでいる39人のうちの59.0%が「6_雑誌」を読んでおり、「6_雑誌」を読んでいる106人のうちの21.7%が「2_社会科学」を読んでおり、χ二乗値検定の結果1%水準で有意差が認められた。つまり、社会科学を読んでいる人であれば雑誌を読んでいる、また、雑誌を読んでいる人であれば社会科学を読んでいる傾向がある。
「3_自然科学」と「4_ライトノベル」との関係は(表3-20)、「3_自然科学」を読んでいる18人のうちの50.0%が「4_ライトノベル」を読んでおり、「4_ライトノベル」を読んでいる44人のうちの20.5%が「3_自然科学」を読んでおり、χ二乗値検定の結果は1%水準で有意差が認められた。つまり、自然科学を読んでいる人であればライトノベルを読んでいる、また、ライトノベルを読んでいる人であれば自然科学を読んでいる傾向がある。 「3_自然科学」と「5_漫画」との関係は(表3-21)、χ二乗値検定の結果は5%水準で有意差が認められず、「3_自然科学」を読んでいる人であれば「5_漫画」を読んでいるとは限らず、「3_自然科学」を読んでいる人は「5_漫画」を読んでいるとは限らない傾向がある。 「3_自然科学」と「6_雑誌」との関係は(表3-22)、「3_自然科学」を読んでいる18人のうちの55.6%が「6_雑誌」を読んでおり、「6_雑誌」を読んでいる106人のうちの9.4%が「3_自然科学」を読んでおり、χ二乗値検定の結果は5%水準で有意差が認められた。つまり、自然科学を読んでいる人であれば雑誌を読んでいる、また、雑誌を読んでいる人であれば自然科学を読んでいる傾向がある。
「4_ライトノベル」と「5_漫画」との関係は(表3-23)、χ二乗値検定の結果5%水準で有意差が認められず、「4_ライトノベル」を読んでいる人は「5_漫画」を読んでいるとは限らず、「4_ライトノベル」を読んでいる人は「5_漫画」を読んでいるとは限らない傾向がある。 「4_ライトノベル」と「6_雑誌」との関係は(表3-24)、χ二乗値検定の結果は5%水準で有意差が認められず、「4_ライトノベル」を読んでいる人は「6_雑誌」を読んでいるとは限らず、「4_ライトノベル」を読んでいる人は「6_雑誌」を読んでいるとは限らない傾向がある。
「5_漫画」と「6_雑誌」との関係は(表3-25)、「5_漫画」を読んでいる184人のうちの44.0%が「6_雑誌」を読んでおり、「6_雑誌」を読んでいる106人のうちの76.4%が「5_漫画」を読んでおり、χ二乗値検定の結果は1%水準で有意差が認められた。つまり、漫画を読んでいる人であれば雑誌を読んでいる、また、雑誌を読んでいる人であれば漫画を読んでいる傾向がある。