科目名 | 教員名 |
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アンケート調査T | 小木曽 道夫 |
開講キャンパス/教室名 | 開講時期 | 曜日 | 時限 | 単位数 |
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渋谷キャンパス | 前期 | 月曜 | 5時限 | 2 |
アンケート調査の基礎知識〜調査研究のもうひとつの現場
調査研究の現場のひとつが調査研究の対象者が生きている現場であるの対して、調査研究の委託業務の下請労働がもうひとつの現場である。この講義は、アンケート調査の基礎知識についての科目である。アンケート調査とは、(紙媒体・電子媒体など媒体の種類を問わない)構成的調査票を用いて一次データを収集して統計分析を行う社会調査である。「アンケート調査入門」という科目は、この科目の被前提科目である「アンケート調査」を履修するために必要な知識を習得するために、調査研究の委託業務の下請労働も自分でやる方式のアンケート調査を実施するために必要な技能についての知識を習得することを目標とする。この講義では、まず、アンケート調査の目的と方法、調査の種類、事前調査、調査対象の選択、調査票の作成、データの収集、データの集計、経営学で頻繁に使用されている統計分析、調査報告書の作成について、アンケート調査の工程に沿って紹介する。
【知識・理解】
受講者は「アンケート調査U」を受講可能なアンケート調査の基礎知識を習得することを目標とし、この知識を習得したことを単位認定の要件とする。また、アンケート調査の基礎知識を習得すれば、アンケート調査に基づく論文・報告書・報道の調査方法や調査結果を理解できるようになる。
【技能・表現】
アンケート調査への回答(≒データの収集)とデータ入力(キーパンチ)
第1回 | 科目と系統履修についてのガイダンス
【事前学修 270分】 ⇒テキストを通読する。 |
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第2回 | アンケート調査の目的と方法、事前調査
【事前学修 270分】 ⇒1 アンケート調査の目的と方法、2 事前調査、を購読する。 |
第3回 | 調査対象の選択
【事前学修 270分】 ⇒3 調査対象の選択、を購読する。 |
第4回 | 調査票の作成〜操作的定義など
【事前学修 270分】 ⇒4 調査票の作成、を購読する。 |
第5回 | 調査票の作成〜ワーディングなど
【事前学修 270分】 ⇒4 調査票の作成、を購読する。 |
第6回 | データの収集 その1
【事前学修 270分】 ⇒5 アンケート調査におけるデータの収集、を購読する。 |
第7回 | データの収集 その2 【事前学修 270分】 ⇒5 アンケート調査におけるデータの収集、を購読する。 |
第8回 | データの整理 その1
【事前学修 270分】 ⇒6 アンケート調査のデータの整理、を購読する。 |
第9回 | データの整理 その2
【事前学修 270分】 ⇒6 アンケート調査のデータの整理、を購読する。 |
第10回 | データの集計
【事前学修 270分】 ⇒7-1 度数分布〜7-3 クロス集計、を購読する。 |
第11回 | データの分析 その1
【事前学修 270分】 ⇒7-3 クロス集計〜7-5 相関分析、を購読する。 |
第12回 | データの分析 その2
【事前学修 270分】 ⇒7-6 独立変数と従属変数との区別がない多変量解析〜7-7 複数の独立変数によって従属変数を説明する多変量解析、を購読する。 |
第13回 | 調査報告書の作成 その1
【事前学修 270分】 ⇒8 調査報告書の作成、を購読する。 |
第14回 | 調査報告書の作成 その2
【事前学修 270分】 ⇒8 調査報告書の作成、を購読する。 |
第15回 | 授業まとめ:授業のまとめと振り返りを7/25〜8/7の期間で配信するオンデマンド型授業で実施する。
【事前学修 270分】 ⇒これまでに学んだことを復習する。 |
授業計画の説明 |
授業形態】授業形態は、2022年2月5日時点では、対面型授業を予定しているが、大学の方針により、授業形態を変更する可能性がある。
【授業計画中の連番】授業計画中の「1-2-3」といった連番は、テキストの章構成の連番である。 |
授業時間外の学習方法 | 授業計画の各回の準備学習時間は、テキストなどの文献購読にかかる時間に個人差を度外視して一律270分とした。また、当該授業回以前であれば、いつ準備学習を行っても構わない。 |
受講に関するアドバイス |
2020年以降の入学者の場合、調査科目である「アンケート調査U」の履修を希望する人は「アンケート調査T」を受講することが望ましい。
2023年度「アンケート調査T」は前期月5限で、登録者は364人、合格者は339人(93.1%)、不合格者は12人(3.3%)、履修放棄者は13人(3.6%)、364人の平均は80.80、中央値は86、最頻値は90、標準偏差は16.834であった。 授業は、K-SMAPYUの[授業資料]にアップロードするテキスト(「アンケート調査T2024.pdf」)、パワーポイントスライドを使用する。 |
評価方法 | 割合 | 評価基準 |
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平常点 | 100% | 各回の授業開始後45分からその日の23:59までの期間で授業参加と理解度を測る小テスト(すべて披見可)を実施する。
学期末に2週間の提出期間でレポートをK-SMAPYUの[アンケート作成]機能を利用して実施する。 20点配点の課題:「アンケート調査U」で実施するアンケート調査への回答: K-SMAPYUのアンケート機能を利用したアンケート調査を実施する予定である。 期末試験は、感染症、地震・台風などの自然災害、交通機関の運休に弱いために、実施しない予定である。 |
注意事項 | 科目担当者からの*@kokugakuin.ac.jp宛のメールを見落とさないこと。 |
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書名 | 著者名 | 出版社 | 備考 |
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社会調査の基礎〜社会調査士A・B・C・D科目対応 | 篠原清夫・清水強志・榎本環・大矢根淳 | 弘文堂 | 978-4-335-55133-8 |
社会調査へのアプローチ 第2版 | 大谷信介他 | ミネルヴァ書房 | 9784623066544 |
SPSSによるやさしいアンケート分析 第2版 | 小木曽 道夫 | オーム社 | 978-4-274-06868-3 |
「期末試験時披見可教材」を含め、非刊行教材はK-SMAPYUにアップロードする。
「アンケート調査」調査報告書(を開く)
SPSSの使い方(を開く)