ホーム >> COEプログラム事業の遂行と成果について >> a. 調査 >> グループ2「神道・日本文化の形成と発展の研究」 フランスにおける在外護符資料の補足調査 | |||
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1.調査期間 平成18(2006)年9月6日〜9月10日 2.調査地 フランス パリ コレージュ・ド・フランス日本学高等研究所 3.出張者 千々和 到(事業推進担当者) 太田 直之(研究開発推進センター講師) 加瀬 直弥(同上) 4.調査の目的 本調査は、平成15年度より実施してきた、ヨーロッパにおける日本の護符コレクション調査(過去の調査に関しては神道と日本文化の形成と発展に関するパリ・ロンドン調査報告・フランスパリのコレージュ・ド・フランスにおけるベルナール・フランク護符コレクションを中心とする護符調査報告・スイス・フランスにおける在外護符資料調査の各報告を参照)の補足調査として実施した。 5.調査の概要 本コレクションに関しては、昨年度までの調査でその主要部分に関する写真撮影を終了しているが、昨年度調査終了後に新出の護符が発見されたとの連絡を受け、今年度は新出資料の写真撮影と、既調査資料で再撮影が必要なものに関しての追加撮影を実施した。 新出の護符は絵札が中心で、これまで調査した護符と同様の特徴を持つものであり、フランク氏の収集したコレクションの一部が何らかの理由により別置されていたものであると思われる。 また、調査に続いてコレージュ・ド・フランス日本学高等研究所所長の松崎碩子氏と、今後の資料公開や利用、及び研究協力体制に関する協議を実施した。 なお、本コレクションに関して、町田市立博物館で展覧会「おふだの世界−ベルナール・フランクコレクション−」が開催されている。この展覧会は本COEが「特別協力」となって、これまでのCOEによる調査の成果を反映して開催したもので、コレクションの実物に触れる貴重な機会となっている。興味を持たれた方は是非足をお運びいただきたい。 最後に、今年度の調査でも、コレージュ・ド・フランス日本学高等研究所所長の松崎碩子氏をはじめとするスタッフの方々にまことにお世話になった。ここに感謝の意を表したい。 (文責 太田 直之) |
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