おはらいの文化史 7 祓具はらえぐ


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祓具


解説

 勅使ちょくしはらえにも用いられる人形ひとがたは、人の罪を移すための道具として注目されるものであるが、はらえものとして用意される祓もあったようである。祓の形式の多様性と、最善な祓を追求する人々の姿勢がうかがい知れる。京都・賀茂御祖神社かもみおやじんじゃの人形の形状にも、そうした姿勢が反映されているものと推測される[1]

  1. 『延喜式』えんぎしきによると、大祓おおはらえの際には、金箔・銀箔を施した人形をそれぞれ用意することになっていた。

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