ご挨拶

小川直之教授


大学院委員長・文学研究科委員長

小川直之 教授

 國學院大學大学院では、「高度博物館学教育プログラム」が平成21年度に文科省の「組織的な大学院教育改革推進プログラム」に採択され、その教育・研究活動を組織的に進めている。50年余りに及ぶ博物館学芸員養成講座の実績をもとに、文学研究科史学専攻に設けた博物館学コースを中心に、國學院大學が培ってきた史学、文学、神道学・宗教学、美学・美術史などの学術成果を博物館や美術館の場で、広く社会に伝え、実践する方法と技術を体系的に、しかも国内外の諸組織と連携しながら学び、研究する取り組みである。修士、博士の学位に加え、本学独自の資格取得も制度化しており、大学院における博物館学プログラムとして各方面から注目されている。プログラムは歩み始めたばかりであり、大方のご支援をお願いしたい。


青木豊教授


取組実施担当者代表 博物館学研究室

青木 豊 教授

 昭和33年、樋口清之博士によって全国で3番目に開講されました國學院大學博物館学講座は、本年で51年目を迎えました。この間、6,500余人の有資格者を輩出し、我が国の博物館界に占める院友学芸員は他大学と比較して最も多く、社会的にも大きな評価を得ているところであります。
 平成21年2月に、学芸員養成の資質向上を目的とした文部科学省による博物館法施行規則の改正により大学において修得すべき博物館に関する科目と単位数が引き上げられたことは、社会のニーズに起因するものと思われます。
 かかる社会情勢を目的とし、大学院文学研究科史学専攻の中に「博物館学コース」を平成21年10月1日より設立致しましたので、皆様方のご理解、ご支援の程宜しくお願い致します。