櫛引八幡宮・国宝館くしひきはちまんぐう・こくほうかん

設立:2007(平成19)年
建築面積:214.2㎡(鉄筋建築・平屋建て)
収蔵点数:約50点
開館日:原則無休
開館時間:9:00~17:00
入館料: 大人400円・中高生300円
    小学生200円

設立経緯

 昭和40年に旧宝物収蔵庫が建設されたが、老朽化に伴い新宝物館の建設が計画され、平成16年に竣工し、平成19年より新しい常時展示公開施設として再開館した。櫛引八幡宮の宝物は天明8(1788)年に幕府巡見使に随行した地理学者古川古松軒がその旅行記『東遊雑記』に「八戸より一里半西南に八幡村あり。この所に古跡の八幡宮の社塔あり、千三十九石御領主南部候よりの御寄付あり。この社に宝物数多にて、右の内に新羅三郎義光公の甲胄あり。惣金の銅物にてあたりも輝くばかりなり(中略) 噺し伝えにもかく黄金のみに制せし甲胄あること聞かず。ゆえあるべし。外にも3領あり、よき甲胄なり。太刀も多く、餝りも念の入りし拵えなり。宝物の数かずありて真物のよきものばかり揃いし所は、江戸を出でしより当八幡宮の宝物第一にて、世にめずらしき物を一目せしことなりし。」と記し、絶賛している。

所蔵品と展示の概要

 国宝の赤糸威鎧、白糸威褄取鎧、重要文化財の紫糸威肩白浅黄鎧、白糸威肩赤胴丸ほか県重宝・市文化財など計25点の文化財が展示されている。音声解説は日本語と英語に対応しており、体験学習の一環として「鎧着用体験」(大鎧1000円、兜のみ500円)を実施している。
 また、境内地には明治14年(1882)8月に完成した県内最古の洋風建築である八戸小学講堂が移築されており、「明治記念館」として現在に至っている。

刊行物

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アクセス

 住所:〒039-1105八戸市八幡字八幡丁3
 電話番号:0178-27-3053
 URL:http://www.kushihikihachimangu.com/index.html


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