綴子神社・内館文庫収蔵書庫つづれこじんじゃ・うちだてぶんこしゅうぞうしょこ

設立:1968(昭和43)年
建築面積:40.5㎡(鉄筋建築・平屋建て)
収蔵点数:約4000点
開館日:申込制
開館時間:——
入館料:無料

設立経緯

 昭和29年綴子神社社殿に宝物殿が新設され、保存公開がなされていたが、昭和35年に秋田県文化財史跡に指定されたこともあり、火災や保存管理に万全を期すため収蔵庫建設が叫ばれるようになっていった。そして昭和42年に定例県議会に於いて補助金が計上され、他に旧見鷹巣町や綴子財産区、綴子農業組合の助成も得、それに神社の自己資金も加えて着工の運びとなった。また同年の昭和42年に内舘文庫の紹介第一集として「文庫目録」が刊行され、明治維新百年記念年にあたる昭和43年に第二集の「史跡内舘文庫沿革誌」が刊行されるとともに、収蔵書庫が開館された。
 設立理念においては、蔵書の内容考究と解説に努めるとともに、数百年間先人の伝えてきた貴重な文化遺産を尊重して文化財の保存を図り、これに郷土史料館的性格をも併設せしめて、一般に開放し文化の向上に活用させていきたいということが掲げられていた。

所蔵品と展示の概要

 収蔵展示を基本とし、内部は収蔵庫と閲覧、読書室(現在はどちらも収蔵庫となっている)の二室に仕切られている。収蔵物は八幡宮や内館文庫及び宮司竹内家関係の宝物である、主な宝物として、鎌倉期の神像天神座像一体、仏像不動明王立像一体、御神鏡八面(うち二面が鎌倉期)、室町期以前とされる鉦鼓一個、元禄七年記名の金鼓、江戸時代以前とされる能面二面等がある。

刊行物

 『秋田県文化財 史跡内舘文庫沿革誌』(第二集)

アクセス

 住所:〒018-3301 北秋田市綴子西館46
 電話番号:0186-62-0471
 URL:http://www.tsudurekojinja.or.jp/


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