鶴岡八幡宮・宝物殿
設立:1902(明治35)年
建築面積:約228㎡(木造建築・地上1階建て)
収蔵点数:——
開館日:原則無休
開館時間:——
入館料:大人200円・小人100円
設立経緯
中世以来の武家社会で最重要の神宮寺であったため貴重な文化財が多数あり、伝来の重宝を江戸で出開帳して勧進を募ることや、礼銭を受けて神宝を参詣者に公開することも、すでに江戸時代から組織的に行われていた。明治初年の神仏分離の際に仏教関係資料のほとんどを失ったが、1872(明治5)年には現在の宝物殿と同じ本殿周囲の廻廊(1828年・文政11年造営)に「廻廊霊宝場」が設けられていた。その後、1892(明治25)年~1899(明治32)年に、「鎌倉懐古展覧会」が同じ廻廊で毎年開催され、1902(明治35)年には廻廊北半分が常設の「宝物陳列場」に改造された。戦争激化に伴い1944(昭和19)年に一時閉館し、宝物類の疎開が行われたが、戦後の1947(昭和22)年から再開され現在に至っている。現在、神職が運営を兼務している。
所蔵品と展示の概要
鎌倉時代の沃懸地杏葉螺鈿太刀(国宝)、沃懸地杏葉螺鈿平胡籙(国宝)、白小葵地鳳凰文二重織などの袿5領(国宝)、籬菊螺鈿蒔絵硯箱(国宝)、木造弁才天坐像(国重要文化財)、舞楽面(国重要文化財)、戦国時代の北条氏綱奉納太刀(国重要文化財)、鎌倉時代の鶴岡社務記録(国重要文化財)、鶴岡八幡宮文書(国重要文化財)などの多数の国宝・国指定重要文化財を所蔵するが、保存と防犯対策などの理由で、展示資料のほとんどは現在複製資料が中心である。
なお、鶴岡八幡宮の例大祭時期にあわせて境内にある鎌倉市立鎌倉国宝館で、鶴岡八幡宮古神宝展が毎年開催され、重要な国宝等の特別展示行われているほかに、他館への資料貸出も行われている。
その他
1980(昭和55)年に、鶴岡八幡宮が境内に設置した鶴岡文庫内には、戦国時代末期の鶴岡八幡宮寺の姿を精巧に復元した模型が展示されており、見学申込者に対して無料で公開されている。
刊行物
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アクセス
住所:〒248-8588 鎌倉市雪ノ下2丁目1-31
電話番号:0467-22-0315
URL:http://www.hachimangu.or.jp/