劔神社・宝物殿つるぎじんじゃ・ほうもつでん

設立:1969(昭和44)年12月
建築面積:27.5㎡(鉄筋建築・一階建て)
収蔵点数:約60点以上
開館日:原則無休(雨天・積雪時は閉館)
開館時間:9:00~16:00
入館料:300円(拝観料として)
その他:博物館類似施設・福井県博物館協議会加盟

設立経緯

 梵鐘が昭和31年に国宝に指定され、他にも大正3年に重要文化財に指定された貴重資料が境内の土蔵で保存されていた。土蔵自体に湿度などで腐蝕が見られたため、昭和44年文化財保護委員会の仲介により国庫補助、県費補助を受け梵鐘(国宝)や神社所有の品を保存管理する目的で宝物殿が建設、開館した。なお、学芸員は無く、神職が運営担当されている。

所蔵品と展示の概要

 代表的所蔵資料として梵鐘(「神護景雲四年(770年)九月十一日」奈良時代(国宝))・絹本著色釈迦八相涅槃図附紙本墨書涅槃講式(断簡)1巻(※奈良国立博物館に寄託中。鎌倉時代中期(重要文化財))・藤原信昌・将広父子置文(明徳四年(1393))・朝倉氏五代・織田信長・徳川家康・柴田勝家関連文書などがある。考古資料も展示されている。館内は総木張りで、収蔵庫展示とハイケースによる展示が組み合わせられている。国宝の梵鐘は館内に入ってすぐ中央に吊り下げられており、銘文や撞座などを間近で見ることができる。ハイケースの中は掛軸や織田家の文書が展示され、他の紙資料はガラスの棚に桐箱に入れられた状態で収蔵展示されている。展示品、収蔵品の全体としては紙資料が多く、他に蕎麦鉢や武器など神社の特性、地域性を表す資料も展示されている。なお、古文書の一部については、越前町立織田文化歴史館にて常設展示中である。

刊行物

 『劔神社の文化財』、『越前国二の宮劔神社の歴史 』

アクセス

 住所:〒916-0215 丹生郡越前町織田113-1
 電話番号:0778-36-0404
 URL:http://tsurugi-jinja.jp/


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