伊勢神宮・神宮農業館
設立:1897(明治24)年
建築面積:445㎡(木造)
収蔵点数:約4300点
開館日:月曜日(祝日の場合は翌日)・年末3日間以外
開館時間:——
入館料:徴古館共通大人300円・高校大学生150円・小中学生100円
その他:登録博物館(昭和24年5月28日)
(財)日本博物館協会加盟・車椅子用スロープあり
設立経緯
皇祖天照大御神と産業の守護神豊受大御神の神徳を広めるため、「自然の産物がいかに役立つか」を伝えようと日本最古の産業博物館として、明治24年神苑会が外宮前に創設。38年に倉山田に移転増築し、明治44年に徴古館と共に神宮に移管される。その後平成元年までは現在の神宮美術館がある場所に設置されていたが、建物の老朽化に伴いこれを解体。平成8年には近隣に改めて一部を縮小復元したものを再設し、今にいたる。ちなみに平等院鳳凰堂をイメージしたという和洋折衷様式の建物は、徴古館と同じく片山東熊の設計によるもので、彼の数少ない木造建築である。
所蔵品と展示の概要
上記したように「自然の産物がいかに役立つか」をテーマに、神宮の神嘗祭に関わる天皇奉納の稲束や生糸・繭などの皇室下賜品、神饌の調製所である神宮の御料地に関する資料や、農業・林業・水産業・繊維業に関する資料ほか、「日本の博覧会や博物館の生みの親」と呼ばれた物産学者田中芳男のコレクションなどを収蔵・展示している。
刊行物
リーフレット、図録・目録など各種出版物
その他
徴古館と共に明治時代の建築物の代表的遺構として、平成10年に国の登録有形文化財に指定された。
アクセス
住所:〒516-0016 伊勢市神田久志本町1754-1
電話番号:0596-22-1700
URL:http://www.isejingu.or.jp/museum/