北野天満宮・宝物殿きたのてんまんぐう・ほうもつでん

設立:1927(昭和2)年12月
建築面積:442.9㎡
収蔵点数:——
開館日: 縁日(毎月25日)
    4月10日より5月30日
観梅・紅葉シーズン・1月1日・12月1日
開館時間:9:00~16:00
入館料:一般300円・中高生250円・小人150円

設立経緯

 947(元歴元)年の創建以来、菅原道真を天神として祀る北野天満宮は、天皇家や藤原摂関家、公家や有力武将さらに庶民にまで幅広く信仰され、多数の宝物が奉納されている。宝物殿は境内に存在し、建物は1972(昭和2)年、萬燈祭の記念事業として建築されたものであり、和洋折衷の意匠を凝らした美しいものである。収蔵品の種類は幅広くまた国宝や重要文化財も多く、多数の優品を所有している。宝物殿はこれらの文化遺産を通じて日本の伝統の豊かさをより多くの人に感じてもらえることを目的として設立している。

所蔵品と展示の概要

 代表的所蔵資料として国宝北野天神縁起絵巻(伝藤原信真筆:鎌倉時代前期)がある。本来は神体に準ずるものとして非公開であったが、2008(平成20)年に北野天神縁起絵巻(承久本)が「平成記録本」として高精細複製され、北野天満宮に奉納されたため、宝物殿において鑑賞ができるようになっている。また重要文化財には昌俊弁慶相騎図絵馬(長谷川等伯筆 桃山時代)橘松竹鶴亀蒔絵文台・硯箱(桃山時代)日本書紀兼永本(卜部兼永謄本)、太刀銘國綱(鬼切)(平安時代後期)、太刀銘恒次附糸巻太刀拵(鎌倉時代)があり、他にも画家や工芸作家が奉納した絵馬や蒔絵硯箱、掛幅、懸鏡、北野天満宮文書等も展示されている。展示ケースはハイケース型、ウォールケース型を用い、内部に神社特有の壁代を張り、床部に縁が四菱模様の畳を敷いており、神社の宝物殿を意識した展示空間を創造している。

刊行物

 リーフレット

アクセス

 住所:〒602-8386 京都市上京区馬喰町
 電話番号:075-461-0005
 URL:http://kitanotenmangu.or.jp/


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