安井金比羅宮・金比羅絵馬館
設立:1976(昭和51)年
建築面積:約120㎡(木造建築・二階建て)
収蔵点数:約550点
開館日: 月曜以外
(月曜が祝日の場合は翌日休館)
開館時間:——
入館料:——
関連博物館: ガラスの部屋(同建物内に併設)
設立経緯
境内に以前からあった絵馬堂を絵馬の保存を考え、1976(昭和51)年に改築したものである。その改築には、日本独特の信仰絵画として美術史上に異彩を放つ絵馬を保存し、華やかな江戸文化出現に一役を買った絵馬堂特有の建築美を、なるべく損なうことなく近代感覚のなかに生かそうという想いが込められている。日本初の絵馬専門の博物館である。
また、先代の鳥居博愛宮司が収集した資料を中心に、エミール・ガレ、ルネ・ラリック、アマリック・ワルターらの作品が展示された「ガラスの部屋」も併設している。
所蔵品と展示の概要
金比羅絵馬館は1階と2階に分かれており、1階は明和~明治までの大絵馬が展示されている大絵馬展示室と小絵馬展示コーナー、2階は現代作家の作品が並べられた小絵馬大展示室と文楽をテーマにした文楽の部屋で構成されている。
主要な作品として、江村春甫筆「意馬心猿図」(寛政4(1792)年)、田中日華筆「巴御前図」(文化9(1812)年)、山口素絢筆「双馬図」(文化12(1815)年)があり、2階の小絵馬展示室には手塚治虫や藤山寛美、桂文珍、和田アキ子など数多くの有名人が奉納した絵馬が飾られている。
刊行物
リーフレット「金比羅絵馬館 ガラスの部屋」
アクセス
住所:〒605-0823 京都市東山区東大路松原上ル下弁天町70
電話番号:075-561-5127
URL:http://www.yasui-konpiragu.or.jp/—