熊野速玉大社・熊野神宝館くまのはやたまたいしゃ・くまのしんぽうかん

設立:1957(昭和32)年
建築面積:約50㎡(平屋建築・鉄筋建て)
収蔵点数:約1200点
開館日: 要確認
開館時間:9:00~16:00
入館料:大人500円・高校生以下無料
関連博物館: 和歌山県立博物館

設立経緯

 熊野信仰を司る熊野神社の総本宮として、中世以降、天皇・上皇・将軍家・大名家から千二百余点に及ぶ奉納品があり、それらを収蔵、展示する施設として設けられた。大社は幾度となく災害に見舞われ、社殿も明治16(1883)年に炎上し再建されたものであるが、奇跡的に現代まで多数の文化財が残されてきたこともあり「南紀州の正倉院」と呼ばれている。現在の神宝館は戦後第一号の博物館施設で、その収蔵物はいずれも国宝・重要文化財に指定されている。学芸員は配置せず、和歌山県立博物館に管理を移管し、指導を受けている。

所蔵品と展示の概要

 総数1,000点を超える古神宝類は、昭和30(1955)年6月22日に一括して国宝に指定された。収蔵する古神宝類は、『熊野新宮御神宝目録』により、明徳元(1390)年の奉納品と後に補充されたもので構成されるが、中世の工芸品の基準作例として貴重な資料である。
 主な所蔵品として檜の板に彩色と金・銀箔を施した熊野檜扇をはじめ、装束、手箱など絢爛豪華な調度品があり、その他に最古の神像彫刻で、平安初期の傑作といわれる速玉と夫須美の両神像など7体が所蔵されている。

刊行物

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アクセス

 住所:〒647-0081 新宮市新宮1
 電話番号:0735-22-2533
 URL:http://www.kumanokaido.com/hayatama/


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