熊野那智大社・宝物殿
設立:1965(昭和40)年
建築面積:約169㎡(平屋建築・鉄筋建て)
収蔵点数:1000余点
開館日:原則無休
開館時間:8:30~16:30
入館料:大人300円・小中生200円
設立経緯
昭和40(1965)年に「熊野那智大社創建1650年祭」の記念事業として建てられ、内部は陳列室と収蔵庫に分かれている。学芸員は配置せず、和歌山県立博物館が維持・管理を行っている。
所蔵品と展示の概要
国指定や県指定の熊野信仰に係わる文化財、絵画・古文書・尊像・刀剣・古鏡・経塚出土品・祭器具類が千余点展示されている。主な所蔵品は、室町時代の那智山の様子や熊野参詣の風俗を描いた「那智参詣曼荼羅」、「那智山熊野権現本地曼荼羅」などの絵画や、米良文書・潮崎文書等の檀那文書、社領寄進状といった古文書、八代将軍吉宗奉納の太刀をはじめ神剣といった刀剣類がある。また、日本三大経塚の一つといわれる那智経塚からの出土品は未だ大半を東京国立博物館が保管しているが、その一部の白鳳・天平時代の仏像・仏具を展示している。
刊行物
熊野那智大社 宝物殿の栞」
アクセス
住所:〒649-5301 東牟妻郡那智勝浦町那智山
電話番号:0735-55-0321
URL:http://www.kumanonachitaisha.or.jp