青井阿蘇神社・文化苑あおいあそじんじゃ・ぶんかえん

設立:2010(平成22)年
建築面積:敷地面積約3300㎡(庭園全体を含む)
収蔵点数:約100点
開館日: ——
開館時間:9:00~16:00
入館料:一般300円・高校生以下100円

設立経緯

 青井阿蘇神社文化苑は、青井阿蘇旧大宮司家の敷地全体を用いた展示施設である。旧大宮司家の敷地は大正10年頃に青井阿蘇神社の手から離れていたが、2010年4月に神社が土地を再取得し、旧大宮司家邸宅・庭園を含めた展示施設として整備し開館された。

所蔵品と展示の概要

 展示ゾーンは三つの蔵を転用して作られた展示スペースと、大宮司家の旧邸宅を展示施設へ転用した「継承殿」の4つに分かれており、旧大宮司家の庭園全体を利用して展示されている。
 好古蔵には、吉田神道の教義によって作られた「唯一神道護摩壇」が展示されている。この護摩壇は制作年代は慶長年間とされ、神社が所蔵するものとしては最も古い護摩壇といえる。
 集古蔵には、懸仏十数点と、五色の龍神、神札と版木が展示されている。特に目を引く展示物は全長1メートルを超える懸仏である。廃仏毀釈によって中央の仏像は失われているが、ここまで大型の懸仏が現存しているのは稀である。
継承殿は、旧大宮司邸宅を現在に伝える為、家具を含めた展示・保存がされている。また、明治10年に起こった西南戦争の薩軍側詰所としてこの邸宅が利用されたことから、西南戦争関連の展示も行われている。

刊行物

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アクセス

 住所:〒868-0005 人吉市上青井町118
 電話番号:0966-22-2274
 URL:http://www.aoisan.jp/


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