博物館専門・特殊実習 学外実習①長野県下高井郡木島平村

実施期間:2010年7月19日から7月25日
指導教員:青木豊(文学部教授・取組実施代表者)
     落合知子(文学部准教授・博物館専門・特殊実習担当教員)
参加学生:博士課程在籍者 博物館学コース6名、考古学コース1名

実施内容:
 木島平村大町民俗倉庫内に保管されている民俗資料の調査及び、その資料を使用した木島平村の博物館の新設を目指し、本年は資料調査を中心に実施しました。
 保管されていた資料は約45年前に小学校(北部・中部・南部)用の教材として収集されたものであった。それぞれの小学校の改築に伴い、役場横のプレハブへ移動したのち、乾燥などの保存環境の不安から、平成19年大町民俗倉庫へ移され保存されていたという経緯を持つ資料でした。
 初めての学外における専門実習であったため、写真撮影場の準備、カメラのセッティング、ライティング、基本調書の作成、資料のクリーニング・セッティング・ナンバリング・計測(実測)、PC入力などの作業を分担しながら全員が実施できるように行い、最終日には学生のみで調査を進められるようになりました。今回の実習期間では約350点の民俗資料のクリーニング・実測・台帳作り等の資料整理が終了いたしました。しかしながら大町民俗倉庫内には未調査の資料が残っており、来年度も継続して資料整理・台帳化を行う予定でおります。
 その他、宿舎において、到着日には木島平村村長の芳川修二氏から「木島平村の村格」、生涯学習課課長の日台正博氏より「木島平村について」という内容で特別講義を実施していただき、更に実習3日目には木島平村中学校樋口和雄校長より「長野県の歴史」について特別講義を行っていただきました。また、木島平村周辺において根塚遺跡及び出土資料展示スペース、飯山市ふるさと館等を見学し、倉庫での実習のみでなく広く学外実習を実施致しました。

実習風景1 実習風景2 実習風景3
実習風景4 実習風景5 実習風景6

本プログラム中、19日に木島平村村長芳川修二氏と日台正博生涯学習課長、21日に木島平中学校樋口和雄校長より特別講義を実施して頂きました。

≪芳川修二村長講義:「木島平村の村格」≫
≪日台正博生涯学習課長:「木島平村について」≫
≪木島平中学校樋口和雄校長:「長野県の歴史」≫

芳川修二村長芳川修二村長

日台正博生涯学習課長日台正博生涯学習課長

樋口和雄校長樋口和雄校長


戻る