博物館学専門・特殊実習 学外実習①長野県下高井郡木島平村

実施期間:2011年7月28日から8月3日
指導教員:青木豊(文学部教授・取組実施代表者)
     落合知子(文学部准教授・博物館学専門・特殊実習担当教員)
参加学生:博士課程在籍者 博物館学コース6名、考古学コース1名

実施内容:
 木島平村の博物館の新設を目指し、前年度に引き続き、木島平村教育委員会大町倉庫内に保管されている民俗資料の調査をすると共に、今年度は展示構想作成のために周辺資料調査及び展示予定施設である南部小学校の展示室の計測を行った。
 民俗資料の調査は、7月29日から7月30日の午前中にかけて大町倉庫において行い、青木豊教授・落合知子准教授の指導・監督の下、資料の撮影・実測・台帳の作成を行い、約200点の資料の調査が終了した。
 周辺資料調査は、村の文化財を中心に行い、7月30日に朝日ゴウロ古墳・平塚遺跡・根塚遺跡・大塚遺跡・小塚・大イチョウ・和栗古墳・稲泉禅寺・浄蓮寺、7月31日に一川谷大元神社・泉竜寺周辺・誉田別神社、8月1日は文化財調査専門幹・樋口和雄氏の案内の元に鬼の釜古墳・原遺跡・龍興寺・水穂神社・百庚神・郷の家・水車小屋・筆塚を調査し、8月2日には木島平村の地形観察及び景観調査を行った。
 この他に、民具の展示の参考として津南町歴史民俗資料館の見学、廃校利用の博物館の参考として戸隠地質化石博物館の見学、博物館予定地の南部小学校の計測を行った。
 今回の実習では、学生に実践的な指導を行うことにより、博物館における実務に必要な整理・保存・展示に至る技能の向上を図る共に、木島平村における博物館の新設に向けた具体的なビジョンを得ることができた。

実習風景1 実習風景2 実習風景3
実習風景4 実習風景5 実習風景6


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