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5.旅行(設問26~設問36)

河合 優

5-1.旅行の目的(設問26)

 設問26は「あなたが、この半年間で直近に行った旅行の目的は何ですか。つぎのなかからすべて選択してください」と質問した。 【単純集計】の結果は、「1_観光」が65.1%、「2_帰省」が22.9%、「3_学習」が5.5%、「4_その他」が4.8%、なお、「5_この半年間は旅行に行っていない」が13.4%(39人)であった。

 設問27において「前問で「その他」と回答した人は、旅行の目的を書いてください」と自由回答方式で質問した結果、3人(1.0%)以上の回答があった目的はなかった。

 性別に見ると(表5-1)、性別で設問26は、χ二乗検定の結果、1%水準で有意差が認められた。これを詳細に見ると、「1_観光」を選んだ人は、女性が79.8%と男性の58.6%より多く、χ二乗検定の結果、1%水準で有意差が認められた。「2_帰省」を選んだ人は、男性が25.6%と女性の16.9%より多く、χ二乗検定の結果、5%水準で有意差が認められた。「3_学習」を選んだ人は、男性が5.4%、女性が5.6%と同じくらいであった。「4_その他」を選んだ人は、男性が3.4%、女性が7.9%であった。「5_この半年間は旅行に行っていない」を選んだ人は、男性は16.7%と多く、女性は5.6%と少なく、χ二乗検定の結果、1%水準で有意差が認められた。

 課外活動別に見ると(表5-2)、「1_観光」を選んだ人は、体育会連合会加盟部会が48.6%、その他の体育系部会が70.7%、文化団体連合会加盟部会が70.6%、その他の学術文化系部会が75.0%、所属していないが69.1%であった。「2_帰省」を選んだ人は、体育会連合会加盟部会が37.1%、その他の体育系部会が7.3%、文化団体連合会加盟部会が20.6%、その他の学術文化系部会が25.0%、所属していないが20.3%であった。「3_学習」を選んだ人は、体育会連合会加盟部会が1.4%、その他の体育系部会が9.8%、文化団体連合会加盟部会が5.9%、その他の学術文化系部会が4.2%、所属していないが6.5%であった。「4_その他」を選んだ人は、体育会連合会加盟部会が2.9%、その他の体育系部会が7.3%、文化団体連合会加盟部会が2.9%、その他の学術文化系部会が0.0%、所属していないが6.5%であった。「5_この半年間は旅行に行っていない」を選んだ人は、体育会連合会加盟部会が18.6%、その他の体育系部会が12.2%、文化団体連合会加盟部会が14.7%、その他の学術文化系部会が12.5%、所属していないが10.6%であった。

5-2.旅行の目的地(設問28)

 設問28は「あなたが、この半年間で直近に行った旅行の目的地はどこですか。つぎのなかからすべて選択してください」と質問した。 【単純集計】の結果は、「1_北海道」が6.2%、「2_東北」が10.6%、「3_関東(東京を含む)」が40.8%、「4_中部」が15.4%、「5_近畿」が12.7%、「6_中国」が3.1%、「7_四国」が3.8%、「8_九州」が10.3%、「9_外国」が8.9%、(目的地は無回答の7人が含まれる)「10_この半年間は旅行に行っていない」が15.8%であった。

 設問29において「さしつかえなければ、前問の目的地のくわしい地名を書いてください」と自由回答方式で質問した結果、、2人(0.7%)以上の回答があった地名はなかった。

 性別に見ると(表5-3)、性別で設問28は、χ二乗検定の結果、1%水準で有意差が認められた。これを詳細に見ると、「1_北海道」を選んだ人は、男性が6.4%、、女性が5.6%であった。「2_東北」を選んだ人は、男性が8.4%、女性が15.7%であった。「3_関東(東京を含む)」を選んだ人は、男性が40.4%、女性が41.6%であった。「4_中部」を選んだ人は、男性が15.3%、女性が15.7%であった。「5_近畿」を選んだ人は、男性が11.3%、女性が15.7%であった。「6_中国」を選んだ人は、男性が3.4%、女性が2.2%であった。「7_四国」を選んだ人は、男性が2.0%、女性が7.9%であった。「8_九州」を選んだ人は、男性が10.3%、女性が10.1%であった。「9_外国」を選んだ人は、男性が4.9%、女性が18.0%であった。χ二乗検定の結果、「9_外国」を選んだ人は、男性より女性のほうが多いということが1%水準で有意差が認められた。このことから、女性のほうが外国へ旅行に出かけるという傾向があるということがわかった。そして、「10_この半年間は旅行に行っていない」を選んだ人は、男性が20.2%と多く、女性が5.6%と少なく、χ二乗検定の結果、1%水準で有意差が認められた。

5-3.旅行の交通手段(設問30)

 設問30は「あなたは、その旅行に行ったときにどの交通手段を利用しましたか。つぎのなかからすべて選択してください」と質問した。【単純集計】の結果は、「1_新幹線」が21.9%(64人)、「2_新幹線以外の鉄道」が27.1%(79人)、「3_航空機」が26.0%(76人)、「4_自家用車」が22.9%(67人)、「5_タクシー」が3.1%(9人)、「6_高速バス」が15.4%(45人)、「7_路線バス」が7.9%(23人)、「8_旅客船」が1.4%(4人)、「9_自転車」が4.5%(13人)、「10_その他」が3.1%(9人)、(交通手段の無回答が5人を含む)「11_この半年間は旅行に行っていない」が15.1%(44人)であった。

 性別に見ると(表5-4)、性別で設問30は、χ二乗値検定の結果、1%水準で有意差が認められた。これを詳細に見ると、「1_新幹線」を選んだ人は、男性が18.7%、女性が29.2%であった。「2_新幹線以外の鉄道」を選んだ人は、男性が25.6%、女性が30.3%であった。「3_航空機」を選んだ人は、男性が21.2%、女性が37.1%であった。「4_自家用車」を選んだ人は、男性が23.2%、女性が22.5%であった。「5_タクシー」を選んだ人は、男性が2.0%、女性が5.6%であった。「6_高速バス」を選んだ人は、男性が13.8%、女性が19.1%であった。「7_路線バス」を選んだ人は、男性が7.4%、女性が9.0%であった。「8_旅客船」を選んだ人は、男性が0.5%、女性が3.4%であった。「9_自転車」を選んだ人は、男性が4.9%、女性が3.4%であった。「10_その他」を選んだ人は、男性が1.5%、女性が6.7%であった。「10_この半年間は旅行に行っていない」を選んだ人は、男性が19.2%、女性が5.6%であった。

5-4.新幹線を利用した理由(設問31)

 設問31は「あなたがその旅行に行ったときに、新幹線を利用した理由は何ですか。つぎのなかからすべて選択してください」と質問した。292人を分母とする【単純集計】の結果は、「1_新幹線が便利だった」が15.8%、「2_価格」が2.1%、「3_時間」が5.1%、「4_好み」が1.4%、「5_他の人が決めた」が2.7%、「6_その他」が0.0%、「7_新幹線は使っていない」が78.1%、「8_この半年間は旅行に行っていない」が15.8%であった。

 新幹線を利用した64人を分母とする単純集計の結果は(表5-5)、「1_新幹線が便利だった」が71.9%、「2_価格」が9.4%、「3_時間」が23.1%、「4_好み」が6.3%、「5_他の人が決めた」が12.5%、「6_その他」が0.0%であった。

5-5.新幹線以外の鉄道を利用した理由(設問32)

 設問32は、「あなたがその旅行に行ったときに、新幹線以外の鉄道を利用した理由は何ですか。つぎのなかからすべて選択してください」と質問した。292人を分母とする【単純集計】の結果は、「1_新幹線以外の鉄道が便利だった」を選んだ人は11.6%、「2_価格」を選んだ人は16.4%、「3_時間」を選んだ人は4.8%、「4_好み」を選んだ人は1.0%、「5_他の人が決めた」を選んだ人は2.1%、「6_その他」を選んだ人は0.7%、「7_新幹線以外の鉄道は使っていない」を選んだ人は72.9%、「8_この半年間は旅行に行っていない」を選んだ人は15.4%であった。

 新幹線以外の鉄道を利用した79人を分母とする単純集計の結果は(表5-6)、「1_新幹線以外の鉄道が便利だった」を選んだ人は43.0%、「2_価格」を選んだ人は60.8%、「3_時間」を選んだ人は17.7%、「4_好み」を選んだ人は3.8%、「5_他の人が決めた」選んだ人は7.6%、「6_その他」を選んだ人は2.5%であった。

5-6.航空機を利用した理由(設問33)

 設問33は「あなたがその旅行に行ったときに、航空機を利用した理由は何ですか。つぎのなかからすべて選択してください」と質問した。292人を分母とする【単純集計】の結果は、「1_航空機が便利だった」が19.2%、「2_価格」が4.5%、「3_時間」が4.5%、「4_好み」が0.7%、「5_他の人が決めた」が2.7%、「6_その他」が0.3%、「7_航空機は使っていない」が74.0%、「8_この半年間は旅行に行っていない」が15.4%であった。

 航空機を利用した76人を分母とする単純集計の結果は(表5-7)、「1_航空機が便利だった」を選んだ人は73.7%、「2_価格」を選んだ人は17.1%、「3_時間」を選んだ人は17.1%、「4_好み」を選んだ人は2.6%、「5_他の人が決めた」選んだ人は10.5%、「6_その他」を選んだ人は1.3%であった。

5-7.自家用車を利用した理由(設問34)

 設問34は「あなたがその旅行に行ったときに、自家用車を利用した理由は何ですか。つぎのなかからすべて選択してください」と質問した。292人を分母とする【単純集計】の結果は、「1_自家用車が便利だった」が13.4%、「2_価格」が4.8%、「3_時間」が2.1%、「4_好み」が3.8%、「5_他の人が決めた」が3.8%、「6_その他」が0.3%、「7_自家用車は使っていない」が77.1%、「8_この半年間は旅行に行っていない」が15.1%であった。

 自家用車を利用した67人を分母とする単純集計の結果は(表5-8)、「1_自家用車が便利だった」を選んだ人は58.2%、「2_価格」を選んだ人は20.9%、「3_時間」を選んだ人は9.0%、「4_好み」を選んだ人は16.4%、「5_他の人が決めた」選んだ人は16.4%、「6_その他」を選んだ人は1.5%であった。

5-8.高速バスを利用した理由(設問35)

 設問35は「あなたがその旅行に行ったときに、高速バスを利用した理由は何ですか。つぎのなかからすべて選択してください」と質問した。292人を分母とする【単純集計】の結果は、「1_高速バスが便利だった」が5.5%、「2_価格」が8.9%、「3_時間」が1.7%、「4_好み」が0.0%、「5_他の人が決めた」が2.1%、「6_その他」が0.0%、「7_高速バスは使っていない」が84.6%、「8_この半年間は旅行に行っていない」が15.8%であった。

 高速バスを利用した45人を分母とする単純集計の結果は(表5-9)、「1_高速バスが便利だった」を選んだ人は35.6%、「2_価格」を選んだ人は57.8%、「3_時間」を選んだ人は11.1%、「4_好み」を選んだ人は0.0%、「5_他の人が決めた」選んだ人は13.3%、「6_その他」を選んだ人は0.0%であった。

5-9.旅行の人数(設問36)

 設問36は、「設問36 あなたはその旅行に何人で行きましたか。ひとつだけ選んでください」と質問した。【単純集計】の結果は、「1_1人」が 13.0%、「2_2~7人」が55.5%、「3_8人以上」が15.8%、「4_この半年間は旅行に行っていない」が15.8%であった。

 性別で見ると(表5-10)、「1_1人」を選んだ人は、男性が 15.3%、女性が7.9%であった。「2_2~7人」を選んだ人は、男性が49.8%、女性が68.5%であった。「3_8人以上」を選んだ人は、男性が14.8%、女性が18.0%であった。つまり、男性は一人旅をする傾向があり、女性はグループ旅行をするという傾向があり、χ二乗値検定の結果、1%水準で有意差が認められた。

Copyright 2015, Kawai Yu, in 國學院大學 経済学部 2014年度「アンケート調査」『コンビニ、漫画、ディズニー・リゾート、俳優と旅行についての調査』

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