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7.スマートフォン向けゲームアプリ(設問38〜設問42)

小堀 奎

7-1.スマートフォンの種類(設問38)

 設問38は「スマートフォンの種類は何を使っていますか。つぎのなかからひとつだけ選んでください。」と質問した。 【単純集計】の結果は、回答が多い順に 1位は「1_iPhone」が83.5%、 2位は「2_andoroid」が14.2%、 3位は「3_その他」が1.9%、 4位は「4_スマートフォンを持っていない」が0.4%、であった。

 性別のクロス集計(表7-1)によれば、男女差はほとんどなく、カイ2乗検定では5%水準での有意差は認められなかった。

7-2.最も遊んでいるゲーム(設問39)

 設問39は「最も遊んでいるスマートフォンのゲームタイトルは何ですか。つぎのなかからひとつだけ選んでください。」と質問した。 【単純集計】の結果は、回答が多い順に 1位は「16_その他」が24.1%、 2位は「13_LINEディズニーツムツム」が11.5%、 3位は「12_モンスターストライク」が6.9%、 4位は「5_パズル&ドラゴンズ」が6.5%、 5位は「2_実況パワフルプロ野球」が5.0%、 6位は「7_Fate/Grand Order」が3.1%、 7位は「8_プロ野球スピリッツ」が3.1%、 8位は「14_LINE ポコポコ」が1.9%、 9位は「3_ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」が1.1%、同率10位は「1_グランブルーファンタジー」、「4_ドラゴンボールZ ドッカンバトル」と「11_モバイルストライク」が0.8%、 同率13位は「6_ファイアーエンブレム ヒーローズ」と「9_FANAL FANTASY Record Keeper」が0.4%、同率15位は「10_星のドラゴンクエスト」と「15_ONEPIECE サウザンドストーム」が0.0%であった。 また、「17_スマートフォンではゲームをしない」が33.0%、「18_スマートフォンを持っていない」が0.8% であった 。

 性別のクロス集計(表7-2)によれば、「2_実況パワフルプロ野球」(男性:7.2%>女性:0.0%)、「5_パズル&ドラゴンズ」(男性:9.4%>女性:0.0%)、「12_モンスターストライク」(男性:9.4%>女性:1.2%)、に関しては男性の回答が多く、「13_LINEディズニーツムツム」(女性:24.7%>男性:5.6%)、「17_スマートフォンではゲームをしない」(女性:42.0%>男性:28.9%)、に関しては女性の回答が多いことから、性別のカイ2乗検定は1%水準での有意差が認められた。

7-3.1日にするゲームの時間(設問40)

 設問40は「スマートフォンのゲームで1日にどれくらいの時間遊びますか。つぎのなかからひとつだけ選んでください。」と質問した。【単純集計】の結果は、回答が多い順に 1位は「5_スマートフォンではゲームをしない」が30.3%、 2位は「3_1〜3時間未満」が24.1%、 3位は「1_30分未満」が19.5%、 4位は「2_30分〜1時間未満」が18.8%、 5位は「4_3時間以上」が6.5%であった。

 性別のクロス集計(表7-3)によれば、「3_1〜3時間未満」は男性が31.1%と女性の8.6%よりも回答が多く、「1_30分未満」(女性:25.9%>男性:16.7%)、「5_スマートフォンではゲームをしない」(女性:40.7%>男性:25.6%)、に関しては女性の回答が多いことから、性別のカイ2乗検定で1%水準での有意差が認められた。

7-4.ゲームで課金をした経験(設問41)

 設問は41は「スマートフォンのゲームで課金によるゲーム内アイテムの購入や、ガチャ等をしたことがありますか。つぎのなかからひとつだけ選んでください。」と質問した。 【単純集計】の結果は、回答が多い順に 1位は「2_ない」が39.8%、 2位は「1_ある」が33.3%、 3位は「3_スマートフォンではゲームをしない」が26.1%、であった。

 性別のクロス集計(表7-4)によれば、「1_ある」は男性(男性:42.2%>女性:13.6%)の回答が多く、「2_ない」(女性:51.9%>男性:34.4%)、「3_スマートフォンではゲームをしない」(女性:34.6%>男性:22.2%)は女性の回答が多いことから、性別のカイ2乗検定で1%水準での有意差が認められた。

7-5.月平均の課金額(設問42)

 設問は42は「スマートフォンのゲームで月平均ではいくら程度課金しますか。つぎのなかからひとつだけ選んでください。」と質問した。【単純集計】の結果は、回答が多い順に 1位は「6_課金をしたことがない」が41.0%、 2位は「7_スマートフォンではゲームをしない」が26.8%、 3位は「1_500円未満」が15.7%、 4位は「2_500〜1000円未満」が5.4%、 5位は「3_1000〜3000円未満」が5.4%、 6位は「4_3000〜5000円未満」が2.7%、 7位は「5_5000円以上」が2.7%、 8位は「6_スマートフォンを持っていない」が0.8%であった。

 性別のクロス集計(表7-5)によれば、「1_500円未満」、「2_500〜1000円未満」、「3_1000〜3000円未満」、「4_3000〜5000円未満」、「5_5000円以上」はいずれも男性の回答が多く、「6_課金をしたことがない」(女性:51.9%>男性:36.1%)、「7_スマートフォンではゲームをしない」(女性:35.8%>男性:22.8%)は女性の回答が多いことから、性別のカイ2乗検定で1%水準での有意差が認められた。

7-6.相関分析

 最後に相関分析について記載する。 いずれも調査票に示した変数値をとる順序尺度である、スマートフォンで1日にするゲームの時間(設問40)とスマートフォン・ゲームでの月平均の課金額(設問42)との関係は、Pearsonの相関係数が0.341であったことから、やや弱いながらも正の相関関係が認められた。つまり長い時間ゲームをやっている人ほど課金額が高い傾向にある、ということである。

  

Copyright 2018, Kobori Kei, 國學院大學経済学部 2017年度「アンケート調査」『スポーツ、コンビニ、メモリアルレストラン、アルバイト、スマホゲーム、観光旅行についての調査』2018年3月18日公表

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