設問43は「観光旅行で行ったことのある国を、つぎのなかからすべて選んでください。なお、修学旅行は観光旅行に含めずに回答してください。」と質問した。 【単純集計】の結果、回答が多かった順に、 1位は「1_アメリカ」で28.4%、 2位は「12_韓国」で12.6%、 3位は「8_オーストラリア」で8.4%、 4位は「16_シンガポール」で6.5%、 同率5位は「9_オーストリア」「23_中華民国(台湾)」で5.7%、 7位は「31_フィリピン」で5.4%、 8位は「20_タイ」で5.0%、 同率9位は「2_イギリス」「11_カナダ」で4.6%、 同率11位は「22_中華人民共和国」「34_フランス」「37_マレーシア」で3.8%、 同率14位は「3_イタリア」「6_インドネシア」で2.7%、 同率16位は「36_ベトナム」「40_その他」で2.3%、 18位は「25_ドイツ」で1.9%、 同率19位は「13_カンボジア」「19_スペイン」で1.5%、 21位は「17_スイス」で1.1%、 同率22位は「18_スウェーデン」「27_ニュージーランド」「29_パラオ」で0.8%であった。 また、「7_エジプト」「10_オランダ」「15_クロアチア」「21_チェコ」「24_デンマーク」「26_トルコ」「28_ノルウェー」「32_フィンランド」「35_ベルギー」が0.4%であった。 「4_イラン」「5_インド」「14_ギリシャ」「30_ハンガリー」「33_ブラジル」「38_メキシコ」「39_ロシア」に行ったことのある人はいなかった。 なお、「41_観光旅行で海外に行ったことがない」は44.4%であった。
性別に見ると(表8-1)、「12_韓国」は女性が24.7%と男性の7.2%よりも行ったことがある人が多く、カイ2乗検定の結果は1%水準で有意差が認められた。 「23_中華民国(台湾)」は女性が11.1%と男性の3.3%よりも行ったことがある人が多く、カイ2乗検定の結果は5%水準で有意差が認められた。なお、他の選択肢は性別で大きな差が出ることはなかった。
課外活動別に見ると(表8-2)、「34_フランス」は文化団体連合会加盟部会に所属している人が14.8%で、その他の学術文化系部会に所属している人が8.3%と、体育会連合会加盟部会に所属している人の1.9%やその他の体育系部会に所属している人の0.0%よりも行ったことのある人が多く、カイ2乗検定の結果は5%水準で有意差が認められた。 これは、フランスに有名な教会や美術館等があり、それらに興味がある人がフランスを訪れているためだと思われる。
設問44は「観光旅行で1番行ってみたい国を、つぎのなかからひとつだけ選んでください。」と質問した。 【単純集計】の結果、 1位は「1_アメリカ」で22.6%、 2位は「3_イタリア」で14.6%、 3位は「2_イギリス」で10.7%、 4位は「34_フランス」で5.4%、 5位は「25_ドイツ」で5.0%、 6位は「12_韓国」で4.6%、 7位は「8_オーストラリア」で4.2%、 同率8位は「9_オーストリア」「16_シンガポール」「17_スイス」「19_スペイン」で3.1%、 12位は「40_その他」で2.3%、 同率13位は「5_インド」「14_ギリシャ」「26_トルコ」で1.5%、 同率16位は「20_タイ」「39_ロシア」で1.1%、 同率18位は「4_イラン」「10_オランダ」「11_カナダ」「18_スウェーデン」「21_チェコ」「27_ニュージーランド」「28_ノルウェー」「37_マレーシア」で0.8%、 同率26位は「7_エジプト」「15_クロアチア」「22_中華人民共和国」「23_中華民国(台湾)」「32_フィンランド」「33_ブラジル」で0.4%であった。 また、「6_インドネシア」「13_カンボジア」「24_デンマーク」「29_パラオ」「30_ハンガリー」「31_フィリピン」「35_ベルギー」「36_ベトナム」「38_メキシコ」に一番行ってみたい人はいなかった。 なお、「41_行ってみたい国はない」は3.1%であった。
性別に見ると(表8-4)、男女で顕著な相違がある国が少なく、カイ2乗検定の結果5%水準で有意差が認められなかった。 ただし、個々の回答選択肢を多重回答として扱う方法でカイ2乗検定を計算したところ、「12_韓国」は女性が11.1%と男性の1.7%よりも行ってみたい人が多く、1%水準で有意差が認められた。 韓国に関しては6年前の調査でも似たような結果が出ており、韓国は少なくとも6年前から男性より女性に人気がある国だということがわかる。一方、6年前の調査でカイ2乗検定の結果1%水準で有意差が認められたアメリカは、今回の調査で有意差が認められなかった。
設問45は「前問で回答した国を選んだ重要な理由を、つぎのなかからすべて選んでください。」と質問した。 【単純集計】の結果は、 1位は「1_風景を眺めたいから」で52.1%、 2位は「5_料理を食べたいから」で28.4%、 3位は「2_歴史的な場所を訪れたいから」で22.2%、 同率4位は「3_ミュージアム等の施設を訪れたいから」「13_その他の理由で国を選んだ」で11.1%、 6位は「6_海や湖などで泳ぎたいから」で8.8%、 7位は「8_自分の学んだ言語を使ってみたいから」で7.3%、 8位は「4_映画の舞台となった場所を訪れたいから」で6.5%、 9位は「10_日本から近いから」で5.0%、 10位は「12_治安が良いから」で4.6%、 11位は「9_有名人に会いたいから」で3.8%、 12位は「7_生き物を見たり、触ったりしたいから」で2.7%、 13位は「11_日本から遠いから」で1.1%であった。 また、「14_行ってみたい国はない」は3.4%であった。
性別に見ると(表8-5)、「4_映画の舞台となった場所を訪れたいから」は女性が13.5%と男性の3.3%よりも理由にしている人が多く、カイ2乗検定の結果は1%水準で有意差が認められた。なお、他の選択肢は性別で大きな差が出ることはなかった。
課外活動別に見ると(表8-6)、「6_海や湖で泳ぎたいから」は体育会連合会加盟部会に所属している人が11.1%で、その他の体育系部会に所属している人が31.3%と、文化団体連合会加盟部会に所属している人の3.7%やその他の学術文科系部会に所属している人の8.3%よりも理由にしている人が多く、カイ2乗検定の結果は5%水準で有意差が認められた。
設問44で選んだ国別に見ると(表8-7)、「2_歴史的な場所を訪れたいから」,「5_料理を食べたいから」,「10_日本から近いから」の3つで、カイ2乗検定の結果1%水準で有意差が認められた。また、「1_風景を眺めたいから」,「11_日本から遠いから」の2つで、カイ2乗検定の結果5%水準で有意差が認められた。