法学部では、学生の皆さんが卒業後の進路を見据えた学生生活を送ることができるように、3専攻制度を採用しました。つまり、専攻それ自体がキャリア・サポートとなるような仕組みになっているのです。ですから、たとえば、次のように将来の目的にしたがって専攻を選択することができるのです。
法律関係の専門職に就きたい人
→「法律専門職専攻」
政治に関係する職業を目指している人
→「政治専攻」
大学に入ってから進路を決めたい人
→「法律専攻」
大学に入ってから進路を決めたいと考えている受験生の方は結構多いと思います。確たる考えもなく、法学部に入ってしまって大丈夫だろうか、と心配している人、焦っている人もいることでしょう。 しかし、そんな心配は無用です。実際に職に就いてどんな業務を行うことになるのかがわからなければ、自分がどの職業に向いているのかを知ることはできません。いろいろな情報を収集・分析しながら、自分がなりたいと思っている職業が本当に自分に向いているのかをよく考えてみる必要があります。思い込みで決めてしまうことのほうが、よほど危険なことなのです。
法学部の法律専攻では、「キャリア・プランニング」という講義を設けて、自分の将来について考えてもらうきっかけを作ることにしています。まだ入学もしていない受験生のみなさんに、大学卒業後の自分を想像してもらうのは難しいかもしれません。しかし、大学で勉強したことやキャリア形成のために取り組んだことが卒業後に活かされるのです。自分の夢を実現したければ、大学在学中から意欲的に取り組むことが大切です。その意味で、将来を見据えて自分が目指している職業に役立つ講義を受講することが必要ですし、常日頃から卒業後の進路を 思い描いておくことが重要です。
法学部では、「法学検定試験2・3・4級」の受験を促し、合格した場合には単位として認定することによって、法律知識・法的思考力の着実な取得を応援しています。法律関係の専門職に就くことを考えている方には、基礎的な力がついているかどうかをこの試験を通じて確認することができますし、企業への就職を考えている方にとっては、就職活動の際のアピール材料となるでしょう。