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樋口 秀実
准教授(HIGUCHI,
Hidemi) |
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博士(歴史学) |
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國學院大學文学部史学科卒(1989.3)
國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻博士課程前期修了(1991.3)
國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻博士課程後期単位取得満期退学(1994.3) |
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専門分野 |
中国近代史、東アジア国際政治史 |
研究テーマ |
中国近代政治史、日中関係を中心とする東アジア国際政治史 |
授業担当科目 |
国外留学のため、担当なし |
主要著書・論文 |
『日本海軍から見た日中関係史研究』(芙蓉書房出版、2002年)
『国境を越える歴史認識―日中対話の試み―』(共編著 東京大学出版会、2006年)
『戦間期の東アジア国際政治』(共編著 中央大学出版部、2007年)
「汪兆銘工作をめぐる日本海軍と日米関係」(『国際政治』126、2001年)
「東三省政権をめぐる東アジア国際政治と楊宇霆」(『史学雑誌』113−7、2004年) |
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ゼミについて
3、4年生を対象とする演習では、学生諸君のプレゼンテーションを中心にして、授業を進めています。皆さんに具体的に発表してもらう内容は、卒業論文の題目となりうるような興味のあるテーマについての調査報告や、そうしたテーマに関連する学術論文の読解並びに比較・検討などです。私の専門は中国近代史や日中関係史ですが、演習は日本史・東洋史合同で行なっていますので、学生諸君のテーマは、アジアであれば朝鮮古代史からベトナム戦争まで、日本であれば近代政治史から女性史、文化・風俗史などまで種々雑多です。とりあえずアジアの東半分であれば歓迎いたしますので、授業にどんどん参加して、積極的に発言してください。 |
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受験生や学生に一言
高校までの歴史の授業では、先生が問いを与えて学生が回答をすることになっていたと思います。しかし、大学では、回答だけでなく、問いをも自分で設定する必要があります。これまで教科書を読んでいて、年号や事件の結果はわかったけれど、なぜそうなるのか、その原因は何なのか、不思議に思った経験が皆さんにもあるでしょう。そうした疑問をかたちにして答えを出すのが、演習をはじめとする大学の授業の目的です。その一方で、國學院大學にくる学生の多くは、授業態度はたいへんまじめで、レポートを書かせたりすると非常によくできるけれど、自分の意見を声に出して言うことは苦手なようです。われわれ教員の立場からすると、授業中静かなのはありがたいのだけれど、小人数のクラスなどで静かすぎるのも、ちょっと寂しい気がします。ですから、わからないことがあったり、自分の意見を公の場で伝えたいというのであれば、遠慮はいりませんから、上述のように、どんどん発言し、質問をぶつけてきてください。 |