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鈴木 靖民 教授 (SUZUKI Yasutami)

文学博士
  國學院大學文学部史学科卒業(1964.3)
國學院大學大学院文学研究科修士課程修了(1966.3)
國學院大學大学院文学研究科博士課程単位取得(1969.3)

専門分野 日本古代史、東北アジア古代史
研究テーマ 朝鮮・中国・ロシア沿海地方など隣接地域との関係を主とする1〜10世紀の日本王権・国家史と、関東ならびに北方・南島の地域史
平成17年度〜20年度科学研究費補助金基盤研究B「『入唐求法巡礼行記』に関する文献校訂及び古代東アジア諸国間交流の総合的研究」研究代表者
授業担当科目 史学入門、史学基礎演習A、史学展開演習、史学応用演習、史学総合研究U、日本古代史研究1特殊研究1(大学院),東アジア史研究1特殊研究1(大学院)
主要著書・論文 『古代蝦夷の世界と交流』(編著、名著出版、1996年)
『加耶はなぜほろんだか』(編著、大和書房、1998年)
『木簡が語る古代史・下』(編著、吉川弘文館、2000年)
『倭国と東アジア』(編著、吉川弘文館、2002年)
『倭人のクニから日本へ』(編著、学生社、2004年)
「城久遺跡群と古代南島社会」(『古代中世の境界領域』高志書院、2008年)

ゼミについて
 
3・4年の演習は、主として8世紀、奈良時代史の基本史料である『続日本紀』を学生の輪番で読んでいます。『続日本紀』は六国史の2番目ですが、7世紀以前の歴史の総決算であり、9世紀以降の平安時代へと進む歴史の基本の時代を学ぶ日本古代史のスタンダードなテクストです。演習では、ただ漢文の史料を現代語訳するだけでなく、これまでの先学の研究や学説を調べ、自分の意見をまとめて発表し、質疑を行う形式をとっています。そうしたなかで、一人一人が歴史への関心・理解を深め、自分の研究テーマを見つけるきっかけともなることが期待され 、各自の研究についても発表していただきます。随時、古代史に関連する展覧会などの見学会、國學院大學その他で開かれる講演会・シンポジウムへ参加します。

受験生や学生に一言
 
歴史は人間のこれまでの歩みをさまざまな角度から明らかにし、考える学問です。特に古代史は政治・文化など何をとっても、のちの時代につながりをもち、また一つの国家や民族にとらわれない人物たちや事件が数多く登場します。こうした歴史事実を文献(文字資料)を主にして考えることを通じて、私たちの現在のありかたも確かなものとなるはずです。将来、歴史学に関係する仕事を志す人々はもとより、21世紀の世界を心豊かに生き抜くためには、史学科に身を寄せ、歴史に学び、しっかりした人間観・世界観を身につけるべく備えることがきわめて有意義な道だと考えます。