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吉田 恵二 教授(YOSHIDA Eiji)

学歴 京都大学文学部史学科卒業(1971.3)

専門分野 考古学
研究テーマ 日本古代の考古学,中国古代の考古学,都城・寺院・墳墓・陶磁器
授業担当科目 史学入門、史学基礎演習B、史学展開演習、史学応用演習、歴史考古学,歴史考古学研究T・特殊研究(大学院)
主要著書・論文 「埴輪生産の復元−技法と工人−」(『考古学研究』19−3、1973年)
「須恵器以降の窯業生産」(『岩波講座日本考古学3 生産と流通』、岩波書店、1986年)
「中国古代に於ける円形硯の成立と展開」(『國學院大學紀要』30、1992年)
「絵巻物に描かれた硯」(『人文科学の伝統と創造 國學院大學大学院文学研究科創設五〇周年記念論文集』、國學院大學、2002年)
「中国古代筆墨考」(『國學院雑誌』103-10、2002年)

ゼミについて
 
國學院大學には考古学専任教授が3人おり、小林達雄先生は縄文時代およびアメリカ・ヨーロッパの先史時代、 谷口康浩先生は主に
縄文時代史・社会考古学を、私は古墳時代から平安時代および中国の秦漢から隋唐までを担当しています。考古学専攻の学生は3年生のときに発掘実習を行い、発掘報告書を作成することになっています。発掘実習は 新潟県と伊豆七島の三宅島の2カ所で行っており、私は三宅島の発掘を担当しています。発掘実習は結構大変ですが、発掘方法、写真撮影法、測量法、遺物の実測、拓本その他、考古学で必要な技術を習得することができるようにプログラムされています。4年生の演習では、考古学では基本とされている外国の文献(英文)を 講読しながら、考古学の基本的理論を勉強しています。 

受験生や学生に一言
  考古学というと、発掘だけをしていればいい、ロマンに満ちた学問といった雰囲気もありますが、発掘は考古学の基本であってもすべてではありません。発掘した遺跡や遺物の歴史的意義を正確に把握し、報告書や論文を書くためには発掘した遺跡や遺物の時代に関する考古学以外のさまざまな分野の知識が必要です。日本考古学を勉強するためには日本史の正しい知識が必要ですし、外国の考古学を勉強するためにはその国の言葉で書かれた歴史書が読めなければなりません。國學院大學の考古学は日本でも有数の伝統があり、開講講座数でも他大学にひけをとりませんが、考古学を専攻したい人は、勉強したい分野の先生がどの大学にいるかという点にも留意して受験する大学を選んで下さい。