折口博士記念古代研究所は、昭和28年9月3日に折口が死去した後、昭和29年2月11日に折口博士記念会が組織され、これを基盤にして昭和41年4月に文学部の付置研究所として発足した。
折口博士記念会は、折口没後に武田祐吉博士が発起人となって組織された会で、記念事業として折口全集の編纂が始まり、29年10月5日の第1巻刊行後、32年4月5日には全31巻の編纂を終えた。
これと並行して、昭和32年3月30日に國學院大學理事長石川岩吉と記念会幹事長西角井正慶との間でされ、折口古代研究所と折口記念文庫を國學院大學内に設置することが決められた。折口記念文庫は、遺族から寄贈された折口の蔵書類である。
「覚書」に基づいて学内に設置された折口古代研究所・折口記念文庫は、その後、昭和41年4月に折口博士記念古代研究所に再編され、現在、研究所には、記念会や折口古代研究所による収集資料、折口記念文庫、さらに折口博士記念古代研究所設置後の収集資料が収蔵されている。
折口博士記念古代研究所の設置
折口博士記念古代研究所収蔵資料の概要
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平成18年10月16日 白根記念渋谷区郷土博物館・文学館 発行
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國學院大學学術フロンティア事業実行委員会・折口博士記念古代研究所 編
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