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1-4.中国人留学生の採用

 

1-4-1.中国への進出

 問24で「中国への進出について伺います」と質問した【単純集計】の結果は、「すでに進出している」が22.0%、「進出を検討中」が8.0%、「進出は予定していない」が69.0%であった。
 業種別に見ると(表1-4-1)、「すでに進出している」企業は、製造では35.0%であったが、卸・小売・飲食(15.0%)とサービス(12.8%)では少なく、中国にすでに進出している企業には製造業が多かった。

1-4-2.中国人留学生の採用実績

 問4で「貴社では日本の大学を卒業した、または、卒業見込みの中国人(以下、「中国人留学生」と略す)を採用した実績がありますかと質問した【単純集計】の結果は、「ある」という回答が22.0%(22社)、「ない」は77.0%であった。
 中国への進出別に見ると(表1-4-2)、「すでに進出している」企業では、「ある」という回答が45.5%、「ない」が54.5%であり、「進出は予定していない」企業では、「ある」は8.7%に過ぎず、「ない」が89.9%と多かった。
 業種別に見ると(表1-4-3)、「ある」という回答は、製造では37.5%と多く、サービス(15.4%)と卸・小売・飲食(5.0%)では少なかった。「ない」という回答は、卸・小売・飲食(95.0%)とサービス(82.1%)では多く、製造では62.5%と少なかった。

 過去3年間での中国人留学生の採用者数の【単純集計】の結果は、事務系については 0人が47.8%、 1人が26.2%、 2人が 8.7%、 3人以上が 0.0%であり、技術系については 0人が43.5%、 1人が 13.0%、 2人が17.4%、 3人以上が 4.3%であった。

 現在雇用している中国人留学生の人数の【単純集計】の結果は、事務系については 0人が39.1%、 1人が26.1%、 2人が 8.7%、 3人以上が 4.3%、技術系については 0人が56.5%、 1人が 8.7%、 2人が 4.3%、 3人以上が 8.7%であった。

 問7で「過去3年間で採用した中国人留学生はどのような採用経路でしたか」と多重回答方式で質問した【単純集計】の結果は、「本人からのアプローチ」が26.1%ともっとも多く、「知人からの紹介」が21.7%、「大学の就職部からの紹介」が13.0%、「大学の指導教官からの紹介」・「企業合同説明会、セミナー」・「その他」がそれぞれ 8.7%であり、「新聞、就職情報誌等の求人広告」と「ハローワーク(職安)からの紹介 」は0.0%であった。

1-4-2.中国人留学生の採用予定

 問8で「貴社では中国人留学生を採用する予定がありますか」と質問した【単純集計】の結果は、「採用予定である」が1.0%、「応募者がいれば検討する」が61.0%、「採用予定はない」が61.0%、「未定である」が21.0%であった。
 中国への進出別に見ると(表1-4-4)、「すでに進出している」企業では、「採用予定」が4.5%、「応募者がいれば検討する」が27.3%であり、「採用予定はない」は45.5%であり、「進出は予定していない」企業では、「採用予定はない」が69.9%と多かった。
 業種別に見ると(表1-4-5)、「採用予定である」という回答は製造(2.5%)だけであり、「応募者がいれば検討する」はサービスで23.1%ともっとも多く、「採用予定はない」は卸・小売・飲食で70.0%、製造で67.5%、サービスで48.7%であった。
 採用予定者数についての【単純集計】の結果は、事務系については0人・1人・2人以上がそれぞれ33.3%ずつで、技術系については0人が0.0%、1人が60.0%、2人以上が40.0%であった。 

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