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2.商品開発(問9)

 

2-1.単純集計

 問9で「貴社は商品を開発するとき、つぎのことをどの程度重視していますか」とつぎの7項目のそれぞれについて、、「非常に重視している」に1点、「重視している」に2点、「どちらともいえない」に3点、「あまり重視していない」に3点、「重視していない」に4点を与える4点尺度によって質問した。平均値を算出した結果(表2-1)、平均値が低い順に、コスト(1.54)、価格(1.60)、デザイン(2.08)、イメージ(2.18)、ネーミング(2.42)、年齢層(2.66)、知名度(2.67)の順に重視されていた。
 7項目のそれぞれについて「非常に重視している」と「重視している」という回答を合計した度数分布は(表2-2)、コスト・価格(85.0%)、デザイン(65.0%)、イメージ(62.0%)、ネーミング(50.0%)、年齢層(37.0%)、知名度(35.0%)の順で多く、コストと価格とが85.0%という同率で並んだことを除けば、平均値と同じ順であった。 (※度数分布はこちらを参照

2-2.業種別集計

 業種別の平均値は(表2-3)、コスト、デザイン、価格、知名度については業種間で大きな差は認められなかった。
 年齢層については、サービス(2.29)、卸・小売・飲食(2.53)、製造(2.97)の順で重視しているという業種間の差が認められた。ネーミングについては、製造(2.63)、卸・小売・飲食(2.35)、サービス(2.14)の順で重視しているという年齢層とは逆の業種間の差が認められた。イメージについては、サービス(1.93)では卸・小売・飲食(2.29)および製造(2.26)と比べて重視している傾向が見られた。 (※業種別クロス集計表はこちらを参照

2-3.規模別集計

 規模別の平均値は(表2-4)、コスト、デザイン、価格、イメージ、ネーミング、知名度、年齢層というすべての項目について、企業規模による大きな差は認められなかった。
 なお、ネーミングについては、100人未満の企業では平均値が2.19とやや重視し、100〜499人の企業では平均値が2.61とやや軽視しているという傾向が見られたが、これは100人未満の企業では商品のネーミングというアイデアを重視した結果であると推測される。また、知名度については、500人以上の企業では平均値が2.35とやや重視していたが、これは大規模の企業であれば知名度が高い企業が多いことを反映したと推測される。 (※規模別クロス集計表はこちらを参照

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